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私は、風呂に子供達と一緒に入る事が、好きだった。3人の子供は、家内と入るより、私と入った事の方が、多かったのではないか。風呂から出た子供に、服を着せる事が、家内の役目だったからだ。
子供達は成長して、その内に、私と入らなくなった。小学生の長女に「お父さんと一緒に、お風呂に入ろうよ」と言ったら、「お父さんのエッチ」と言われた事もある。
今では、偶に孫娘たちが遊びに来た時、一緒に入ることがある程度だ。ところが、先日、孫娘二人を入れた時、私が、洗ってやろうと、湯船の外へ片足踏み出した途端、つるりと滑って、見事に転んでしまった。孫娘の入る前に、私自身の身体を先に洗い、その洗剤が、充分流されていなかったらしい。
孫娘たちは「ひゃー おじいちゃんが転んだー」と大笑いするだけで、「痛いのー」と尋ねたのは、ずっと後からだった。
私は、スポーツクラブで鍛えているし、バランス感覚も良いと、自惚れていたが、大いに自信を失った。幸い、頭を打つなどのことは無く、腕に擦り傷が出来たくらいで済んだが、一つ間違えば、「脳挫傷」などの大怪我をする所だった。
タイル床は滑らない物が使ってあるが、現実には滑った。「手摺り」とかも、今は、全然無いけれども、その内には必要になるかも知れない。要するに人並みの高齢者になっていたのだ。 |
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