体験イベント
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秋の爽やかな風を受けながら、電動自転車に乗ってスイスイと皇居を一周り。そんなアクテイブシニアならではのイベント、題して「秋のサイクリングin皇居」が11月13日、開催されました。
今回のイベントは、東京都青少年・治安対策本部とシニア・ナビが合同で開催しており、「カポル」というヘルメットをつくっている(株)日本パレードさんにも協賛をいただいて、自転車の交通ルールやマナーについて学ぶ・体験する、ことを目的として開催されたものとなります。
皆さんはご存知でしたか?都内では昨年も1年間で1万1千件以上の自転車事故が発生しており、33名の方がお亡くなりになっていますが、そのうちの約7割が頭部損傷を主因として命を落とされています。つまり、もしヘルメットを被っていたら、命は助かったかもしれない、とみられるケースが多々あるということです。また、交通ルールをきちんと守ることで事故や怪我を未然に防ぐことができます。これらを踏まえて、東京都では「自転車運転中は、ヘルメットを着用しましょう!」と呼びかけています。今回のイベントも、そうした活動の一環として行われました。
それでは、当日のイベント風景をレポートいたします!

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体験イベント 当日の集合場所は、「東京国際フォーラム」のB1にある「宝」というお店の前。「宝」は、正確には「酒蔵レストラン 宝」といい、全国九つの日本酒の酒蔵とコラボしているそうです。つまり日本酒で有名な店なのですが、参加者の皆さんはこれから自転車に乗るので、この日はお酒はなし(笑)。自転車でも飲酒運転はいけませんからね。
参加したのは女性6名、男性4名の計10名。これに東京サイクリング協会から2名と、東京都青少年・治安対策本部の濱村竜一・交通安全課長が加わり、総勢13名で「宝」の個室を借り切って食事会です。まずは1人ずつ簡単に自己紹介した後、食事を楽しみながら東京サイクリング協会の講師である森嶋一男理事のお話を伺います。内容は自転車の交通ルールやマナーについてです。主に自転車安全利用五則(自転車が車道を通行する時は左側を通行など)についてのお話しや、事故が起きる原因などなど。他にも、実はやってはいけない違反行為として、「街でよく見かける自転車を乗りながらの傘差し運転」や「イヤホン等を使用しながらの運転」などが挙げられました。今回のように自転車の交通ルールをちゃんと学ぶ機会は皆さん、これまであまりなかったようで、「とてもためになった」「聞いてよかった」といった声をいただきました。
確かに、自転車って、気軽に乗れるものですから、交通ルールを意識することってあんまりないですよね。しかし、歳を重ねるごとに運動・認知能力は低下していきます。それでも「自分はまだ大丈夫」という気持ちが、危険な事故につながるのです。ですから、シニアの方こそ、交通ルールをしっかり学び、安全に自転車を運転していただきたい。そんな思いが込められた森嶋さんのお話でした。


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体験イベント 食事会の次は、いよいよサイクリングへと出発!ですが、自転車はどうするのでしょう? ここで秘密兵器、というほど大げさなものではありませんが、大変便利なシステムの登場です。実は「東京国際フォーラム」の1階入口付近には「ちよくる」という千代田区のコミュニティサイクル(レンタサイクル)のサイクルポートがあって、登録すれば誰でも気軽に電動自転車を借りることができるのです。今回のイベントでもこの「ちよくる」を利用させていただきました。
この「ちよくる」の登録方法や使い方などについての詳細は、ここで説明すると長くなってしまうので、興味のある方はご自身で調べていただきたいのですが(インターネットで「ちよくる」と検索するとすぐ出てきます)、いったん使いこなせるようになれば大変便利ですので、皆さんもぜひ覚えておくといいでしょう。千代田区だけでなく、他のいくつかの区にもサイクルポートがあり、千代田区で借りて他の区に返すのも、その逆も可能。レンタサイクルというよりはサイクルシェアと言ったほうがいいかもしれませんね。とにかく便利でおすすめです。
おっと、もう1つ、忘れてはいけない大事なものがあります。ヘルメットです。ノーヘルでは今回のイベントの主旨そのものが掛け声倒れになってしまいますから。これについては、今回協賛していただいた(株)日本パレードさんが1人1人にヘルメットを提供してくれました。、、、ん?と思いませんか。貸与、ではなく、“提供”ですよ。つまり、イベントで使ったヘルメットは、そのまま持ち帰っていいんです! これは事前に告知はしていないサプライズ。日本パレードさん、太っ腹ですね。ヘルメットを貰えただけでも、参加したかいがあったというものです。

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体験イベント さあ、「ちよくる」で借りた電動自転車に乗って、「カポル」を被って、いざ、出発です。「東京国際フォーラム」を出て、丸の内仲通りを抜けて、東京駅と皇居を結ぶ行幸通りに出ます。そこから左回りにグルっと皇居を一周します。
当日の天気は、快晴とまではいきませんが、限りなく晴れに近い薄曇り。体感温度もこの時期にしてはやや高めながら、頬に当たる風は涼しく爽やかで、絶好のサイクリング日和といっていいでしょう。
そんな中、自然に一列になって自転車を漕いでいく参加者の皆さん。自転車は原則車道を走るのですが、皇居周りの道路はクルマの通りが激しくて、1人だと自転車で車道を走るのはちょっと勇気が要ります。しかし、この日は皆と一緒ですし、森嶋さんが先導してくれるので、安心して車道を走れます。
左手には皇居の緑や江戸城跡の石垣などを望み、右手には車道の向こうに高層ビル群。こうした景色を楽しめる皇居一周を体験したくて、今回のイベントに参加したというメンバーもいらっしゃいました。



体験イベント 途中、自転車を降りて押して歩かなければならない区間もあったりして、初めて1人で廻ると戸惑ったかもしれないな、と思うところもありましたが、森嶋さんのおかげでスイスイ。ちょっとした坂道も電動アシストのおかげで楽々スイスイ。いや〜、気持ちの良いこと。気分爽快です。
後で聞いたら。電動自転車に乗るのも初めて、という方が多くて、皆さん一様に、電動自転車の楽チンさにも感心しきりでした。
そして半周ほど過ぎたところで少し休憩、さらにその先、有名な桜田門の前で、予定にはなかったのですが、いいロケーションだったので皆で記念写真をパチリ。行幸通りに戻ってきて、最後予定通り、東京駅の赤レンガの駅舎をバックに集合写真を撮って、全行程は無事終了。その近くにある「ちよくる」のサイクルポートにそれぞれ借りた電動自転車を返却して、帰途に着きました。


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体験イベント ではここで、皆さまからいただいた感想をご紹介いたします。 一番多かったのは、意外にも「皇居一周というコースの選択がよかった」という声。逆に、「前々から皇居を一周したいと思っていたが、走るのは無理。でも、今回は自転車で皇居一周できるというので参加した」という方もいらっしゃいました。この方にとっては渡りに船の企画だったようです。
次に多かったのは「電動自転車でよかった」という声。先述したように今回の参加者のほとんどが「電動自転車にはじめて乗った」そうでして、皆さん「電動自転車って、こんなに楽なのね〜」と驚かれていました。そういう意味でも「良い経験ができた」のではないでしょうか。
また、講師の森嶋さんのお話も、皆さん口を揃えて「大変よかった」「いいお話を聞けた」「今まで気にしてなかった自転車の交通ルールを、改めてきちんと知るいい機会になった」などと仰ってました。
今回参加されたのは、やはり普段も自転車に乗っている方が多かったようです。中には本格的なマウンテンバイクに乗っていて、自転車以外にカヌーもやっているというアウトドア派もおられました。そうした方は、今回のイベントに参加したことによって、普段の自転車の乗り方も変わることでしょう。よりいっそう交通ルールを守り、より強く安全を意識するように。
これを読んでいる皆さんも必ず、交通ルールを守って自転車を運転するようお願いします。最低限、「自転車安全利用五則」は覚えてください。
「自転車安全利用五則」など詳しい内容は東京都青少年・治安対策本部の公式HPよりご確認いただけますのでぜひ、ご参考にしていただければと思います。
■「東京都青少年・治安対策本部」HPはこちら

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体験イベント いかかでしょうか。今回、参加者の1人1人に“提供”された「カポル」は、(公財)東京しごと財団と(株)日本パレードの共同開発製品です。(公財)東京都中小企業振興公社による助成事業「地域資源活用イノベーション創出助成事業」(東京都地域中小企業応援ファンド)」に採択されています。
帽子のデザイン性とヘルメットの安全性がひとつになっており、帽子だけを変えられますので、季節や気分に合わせて着せ替えが楽しめます。
メンバーの皆さんもぜひ、サイクリングをする際は、オシャレなヘルメット「カポル」を使用されることをおすすめいたします。

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