小欲知足

シニアの婚活、にっぽん 

2018年04月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:生き方

湯田中温泉に向かう総武線の広告に面白いものがありました。

ブラックジャックとドロンジョ、虫プロとタツノコプロという、二つの対照的なモノがコラボした広告で、意外にもテーマは婚活。

二人の心の吹き出しが興味深い。


ドロンジョ

「無愛想な男だ。お世辞ひとつ言わない。

 でも医者だ、年収は悪くない。(重要よね)

 ただ照れ屋なだけかも。(そう信じたい)

 目の奥はどこかやさしい。(気もする)

 思えば今まで、周りにろくな男がいなかった。(同僚も)

 ようやく巡ってきた春かも。(焦りすぎ?)

 ナイフとフォークの使い方も上品。(紳士ね)

 あ、メスで慣れてるだけか。(そう彼は医者)

 こんなひと、いたんだ。」


ブラックジャック

「派手な女だ。言動も風変わりすぎる。

 だが自分を持っている人は魅力的だ。(一般的にも)

 それにこのスタイル(この大胆さ)

 維持には強い精神力がいるはずだ。(医学的にも)

 ゆずれない信念があるんだろう。(共感)

 私も医師である前にひとりの男。(まだ33歳)

 ついマスクの下の素顔を想像してしまう。(いいほうに)

 心拍が上がる。(これは病気ではない)

 こんなひと、いたんだ。」

大物2人の婚活、なぜ実現? タツノコ・手塚プロは…仕掛け人に聞く - withnews(ウィズニュース) https://withnews.jp/article/f0180118002qq000000000000000W00o10101qq000016613A


ドロンジョがNPO団体職員、独身、というのもウイットに富んでいます。


これはシリーズ化されているようで、動画にもなっていて、既に7話までできています。
第一話がコチラ:
https://youtu.be/ox1KMGo1BAs


これを観ると、男女の結婚観の機微が伺えて面白い。オトコである私はフムフムとドロンジョのくだりを読むのである。面白い。

はて女性から見てブラックジャックはどう映るのだろう。これはちょっと私には謎であり、聞いてみたいものだ。


日本では婚活というと、30歳から、そしてアラフォーと、真剣度が増していくのだと思いますが、こと欧州では全く状況が異なります。

アチラは年齢はあまり関係ない。子供の事もあまり関係ない。お互いの人生を共有できるかという一点で愛を育むという傾向があります。

だから50歳過ぎようが、60歳過ぎようが、70歳過ぎようが、80歳過ぎようが、はたまた90歳過ぎようが、無問題。

そういうマッチングサイト、つまりパートナーを探すサイトが沢山あって、そこで出会った男女が(場合によっては同性カップルが)その後の人生を一緒に歩んでいく、より人生を楽しもうとう姿勢が強いです。

そして、×1、×2、×3なども気にしない傾向があります。

日本は財産分与で婚姻関係の有り無しで激しく不合理を被るので、形だけでも結婚を続けるという不毛のご夫婦も多いのではないかと推察しますが、アチラでは、不愉快な時間を愉快な時間に代えるのなら早くオサラバして次へ進んで行った方がイイというドライな割り切りが男女ともにあります。


こいう文化的な違いを肌で感じて生活してきたので、日本は「遅れてるなあ」と思う反面、「これの方がイイかも」と思ったりもします。

私の結婚生活は結構波乱万丈で家出したこともありますが、概ねうまくいっています。

主夫の私が女房を送り出す玄関では、キスして抱きしめるのがお約束です。

あらまあ、と思われる方が殆どでしょうが、欧米ではそれをやらないと離婚です。

女房は東京生まれの純粋日本人なので、私が夫じゃなければそんなことはやらないでしょうが、良くも悪くも影響を受けて、笑顔をくれています。

皆さんのご家庭ではいかがでしょう。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

PR

上部へ