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「嫁の草取り」エバーノートに打ち込む____ipadmini注文 

2018年05月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



今日は予定がないので、お話を覚えるために、本からコピーは取らず、自分で打ち込みました。

福島に二人の先輩語り手さんがおられて、色々民話の本を頂いており、幾つかずつ語って来ましたが、ラジオで語るとなると、次々覚えねばならず、それでは、本一冊ごとにまとめて語ろうかと思い立ちました。
それで、「かたれやまんば」の第五集から取り掛かっています。


「くすのき」は、印刷しないままでもう語ってしまいました。

「嫁の草取り」以前にも語っていましたが、久しぶりにしっかり覚え直して、発するFMでも語り、夜語りに語る候補の一つにしましょう。


その後は
「姥っ皮」夜語り候補。(これは本をコピーします。打ち込むの大変なので)
「山んばの餅」
「山んばのシラミ取り」
「古峯原様」
「薬種屋のおかみさん」は老人会では語れるけど、ラジオには向かない艶話。


語り手さんの出された本なので、語りたくなるお話は多いです。


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嫁の草取り 藤田 浩子「かたれやまんば第五集」より再話(6分)


むがーし、爺さまと婆さまが一人息子と暮らしてる家あってな、この息子に嫁の来てがなかったんだわ。
この息子な、それほど馬鹿つうわけでもねえし、よく働くんだが、話ししてもまったく面白くねえのよ。だから近所から嫁の来てがない。


そこで、村の人が遠くの村から嫁世話してくれたんだが、これがいわゆる仲人口で、良いことばかり言って連れて来たんだね。
その若え嫁さま「なんだべ、おら騙さっちゃあこんな婿さまんとこに来てしまって!」と不満に思っていたんだわ。
「こおだとこさ居たくねえ。何とか追ん出されるようにすっぺ」と、こう思ってな、飯い炊く時は焦がしてみる、味噌汁作る時は、味濃おくしてみたり、薄うくしてみたり、旨えもの作らねえように作らねえようにしてたんだわ。


ところが、その家の姑おっかさまが、嫁の気持ちわかってたんだか何だか?何やっても叱らねえ。
「いやあ今日の味噌汁は、ほれちーっと辛いようだけんども、こんだけ辛い味噌汁食っとけば、なんぼ稼いで汗出してもでえじょうぶだなン」なんて言って、ごしゃがねえ。
薄い味噌汁出せば、
「いやいや、今日の味噌汁は、これ年寄り向きだなン」なんて言って平気で飲んじまう。
焦げ飯出せば、
「いやあ、この焦がした飯っつうのもなかなか旨えもんだなン」なんていって、醤油かけて食っちまったりするもんで、なかなか追い出して貰えねえ。


そうこうするうちに夏になって、田の草取りがはじまったと。
田の草取りというのは、汗は流れる、葉先がちくちく顔に刺さる、腰は痛くなる、まず、辛い仕事だもんで、嫁さま「いやあ、毎日毎日田の草取りすんのはせつねえなあ」と思いながら、
「ほおだ、これ田の草とるときにまぁうんと引っ掻きまわしてやれば、稲倒れたり根が切れたりして、この嫁は悪い嫁だということになって、追ん出してもらえるかもしれねえ」とそう思ったもんで、まあ田の中引っ掻いて引っ掻いて、稲の根切れっちっまうほどにひっかいて、田の草取りしたと。


したればその秋、その田んぼからどっさり米が穫れたんだと。稲つうのはなあ田の草取るときうんと引っ掻き回しておくと、水ん中さ新しい風へえるし、根がしっかり張って、ほうで米がいっぺえ穫れるんだと。
それでまあ姑おっかさまが、
「いやいやおらえの嫁は、田の草取りする時に力惜しみしねえで、根の方まで引っ掻いたもんで、根がよく張って米がいっぺえ穫れた。良い嫁だ良い嫁だ」と言って褒めてくっちゃんだと。
柿の皮厚く剥けば「漬物に入れるのに丁度いい」と褒められ、芋の皮厚く剥けば「兎や鶏に食わせるのに丁度いい」と褒められるし、まず何やっても褒められるもんでな、とうとうその嫁さま、出て行くきっかけ掴めねくて、ずうっとその家で、姑おっかさまと仲良く暮らしたんだと。



ipadがフリーズを繰り返すし、二台並べて使いたいことが?々有るので、ipadminiを、注文してもらいました。
小さい方がスタジオや病院に持って行くのに都合が良いし、目も大丈夫なのでminiにしました。息子がセッティングしてくれるのは1週間後ですが、楽しみです。


今年は特にこういう出費のために、出来るだけ始末して、予算を作っていました。

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