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平成の虚無僧一路の日記

新しいものも古く、古いものも新しく 

2012年02月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



JR西日本のポスターに、「唐長(からちょう)」の娘、
千田愛子さんが起用されている。「唐長」は江戸時代から続く
京唐紙(版画で染めた襖紙)の老舗。千田愛子さんはモデル
ではないが、凜とした美しさで、人目を引く。

「唐長」は江戸時代から伝わる襖の柄(がら)の版木を
600枚も保有している。さて そこで また「村野藤吾」の
逸話。

千代田生命の和室の襖紙を選ぶために、村野氏は自ら
「唐長」に足を運んだ。そして一枚一枚丹念にサンプルを
見、すべて却下。そして、傷が入って、使われていない
版木を見つけて「これを」と注文。刷り上ったものには、
当然「傷」がはいる。それをあえて新築の千代田生命の
和室に使っているのだ。

そして、私が「大正の間」と呼んでいる狭い和室の照明が
また いわくつき。「山際電気」で さんざん物色して
気にいらず、先生は、宝塚の自邸から わざわざ電灯の
笠を持ってこられ、取り付けさせた。新築の和室に
中古の照明。大正時代の庶民の家にあったような電灯の
笠だが、これまたシンプルで風情のあるものだ。

古い伝統に基づく和室を “斬新”に見せる一方、
こうして、「新しいもの」を「古く」もみせる。
まさに「美の魔術師」だ。

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