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平成の虚無僧一路の日記

書道パフォーマンス 

2012年02月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



以前、「書道家」と自認される方から「書道パフォー
マンス」のバックで尺八を吹いて欲しい」との依頼が
あった。そして、その方の「作品集」が送られてきた。

その方の書は「字」というより、墨を縦横無尽に
塗りたくって「空間」や「間」が無い。電話で話しを
聞いてみると、「ロックやレゲェなどの激しい曲を
ガンガン流して、勢いをつけて書きまくるのだ」と
いわれる。私にも「そういう前衛的な尺八を吹いて
もらいたい」と。

私は、「書」というと、心落ち着けて 墨をすり、
一筆一筆、全神経を集中させて、心こめて書くもの。
紙の白い部分にも“美”があると思っている。
それには、古典本曲のような“間”のある曲が
ふさわしいと思っていた。

あまり気が進まなかったが、一応 お引き受けした。
しかし、予定の日が迫っても、何の連絡も無し。
立ち消えになってしまったようだ。「字は体を表す」。
「書」からも「そういう人か」とわかった気がする。

さて、あれから何年か経って、テレビドラマの影響か、
「高校生の書道パフォーマンス」が盛んになってきた。
You-Tubeで見たが、まさに、今流行りの若者の音楽を
ガンガンかけてのスポーツまがいの演技だ。愕然。

でも、ある書道家のパフォーマンスについて、こんな
批評もあった。

「筆がかわいそう。墨もかわいそう。消費される物も
 かわい­そう。なによりあなたに教わる生徒がかわいそう」

「こういう目を背けたくなる醜悪さを産んだのが近代主義
 なの­かもしれん。“奇観”かもしれんが、銭は払えん」。

「これ­だけ奇抜だと誰も振り向いてくれませんよ。
 もっと正道を行かれる­ことをお勧めします」

「書家を目指すのであれば、まず­基本の習字、そして
 古典をしっかり学んでから創作へと発展­させた方が、
 実力を備えた立派な書道家になれますよ」

この方、テレビでも 「書道の手ほどき」で出演していた。

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