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人生いろは坂

ここは天国 

2012年02月18日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 昨日は寒風が吹きすさび、時々、粉雪も舞うような寒い一日であった。しかし、雲間から洩れ来る
日差しはとても明るかった。瀬戸内沿岸は2月も半ばを過ぎる頃になると、もう春の日差しである。
太陽の光や空の色は春のものだ。私達の住んでいるところは本当に恵まれた地域だと思う。

 さて先日、ある住宅関連会社に勤めている人と話していたら意外とも思えるような話を聞いた。
「景気はどうですか」と言う私の質問は、当然返ってくるであろう「いやあ、あまり良くないですよ」
を意図したものであった。

 ところが彼の返事は「今、供給が需要に追いつかないんですよ」と言う意外なものであった。
「ええ、何故なの」「そう言えば景気が悪いとか、どうのこうのと言いながら、一方では新しい
造成地は新しい住宅で埋め尽くされ、その上、立て替えの住宅もたくさんありますよね」と私。
本当に景気が悪かったら、そんなことはないはずである。

 「実は東北の方でも住宅ラッシュで生産が追いつかなくて順番待ちなのですよ」これまた意外な
話であった。打ちひしがれ、その上財産の何もかも無くしてしまい、新しい家どころではない」と
思っていたのは私の勝手な思いこみであった。意外にも建設ラッシュとは・・・。

 そう言えば縫製工場を経営している友人が話していた言葉を思い出す。注文をさばききれなくて
作業場を拡張したとのこと。工場を拡張したのだが、肝心な縫い子さんが集まらなくて困っている
こと、「誰か良い人はいないだろうか」という相談であった。

 「中国からの人がいるじゃあないですか」とは研修生と称しての出稼ぎ労働者のこと。この質問
には「だんだん質が悪くなって使いにくくて困っている」とのこと。縫製は単純作業ばかりでは
ないので言葉の壁も大きいようだ。言葉が壁になって小さな指示が通じないようだ。そして言葉の
問題ばかりではなく、背景には国民性の違いによる問題もあるようだ。

 友人の言葉に寄れば、この業界ももう少し辛抱すれば展望が見えるようになるとのこと。安いだけ
の繊維製品に一方的に追われる時代は終わりを迎えようとしているようだ。妙に確信を持った言葉の
中に、今後の日本の姿が見えたような気がした。

 こうした新しい兆しが見え始めていることを報道は何故伝えようとはしないのだろうか。何事に
寄らずマイナスイメージばかりを助長するような報道ばかりである。一線の記者は何を見ている
のだろうか。彼らの目は節穴だとしか思えない。

 震災という大きな事件は新しい時代を作り出そうとしている。古いものだけの中からは新しい
ものは生まれてこない。乱暴な言い方をすれば信長の破壊があったから秀吉や家康の時代が
あった。太平洋戦争という莫大な犠牲があったから新しい戦後があった。

 「三丁目の夕日」は、まさしく破壊の中から生まれた新しい時代であった。どうやら私達の
国は破壊から建設へと言う周期を繰り返しているらしい。それは人為的なものもあるけれど
多くは台風や大洪水、そして地震や大津波と言った天災であった。

 今はマイナスイメージを払拭して新しい時代への展望を開くべき時ではないだろうか。原発事故
も意外に新しい時代への展望を開く足がかりになるかも知れない。

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