じゃばのひまつぶし

謎のお菓子 

2012年03月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし・生活

 バレンタインも過ぎた2月の終わり頃の朝、犬の散歩に行こうと玄関を出ると小さな門扉の内側のノブに紙袋が掛けてあった。家内の知人が時々、野菜や頂き物のおすそ分けを置いていってくれることがあるが、朝に弱い家内を起さないようにチャイムを鳴らさない。キチンと包装された箱が入っているのが普段着っぽくないが、いつもと同じようなものかなと思い、散歩から戻って家内に手渡した。

 袋から箱を取り出したが、名前も書いてない。妙だなと思いつつ包装紙をはがすと熨斗が掛けてあった。しかし宛先も送り主の名前もない。箱の中身は熨斗や包装紙にふさわしい結構値の張る洋菓子のようだ。家内はこんな熨斗をしたものをもらう理由も思い当たらないと言う。私にももちろんない。知人の家族に結婚や出産のおめでたがあって、その祝い物のおすそ分けではないかと思ったが、それなら普通は名前を書くだろうし。。。心当たりの2,3の知人に電話をしたが、皆知らないという。
 1人の知人の家は年末年始にはお届け物が多く、さばききれないものを家内がよくもらうので、その知人かなと思うもあいにく数日間留守。 

ひょっとしたら、隣家への届け物を間違えて我が家にということも考えたが、熨斗に名前もないし、いくら小さい家でも表札を間違えてわざわざ玄関の扉の奥に置かないだろう。

2,3日そのままにしたが結局判らないので、留守中の知人からだろうということにして中身を開けてみた。ついでに賞味期限もあるので、いくつか食べてみた。上品でおいしいお菓子で、これはやはり留守中の知人からだと無理やり結論付け。
しかし数日後に戻った知人に家内が電話すると知らないという。結局誰からだったのだろうか。

 ひょっとして我々夫婦を毒殺しようとして・・・?と冗談を言うと、家内が「お父さん、どこかで悪いことをしてない・・・?」とあらぬ疑いを呼ぶ。ないない、もうそんな元気はない・・・あってもそういう縁がない!
最後の1つは私にくれたが、ご好意によるのか、あるいはお毒味代わりか。もう生命保険もあらかた解約したから、私を毒殺しても得るものは少ない。細々でも長生きさせて年金をもらう方が得という位の分別はあると思うが。。。

お菓子は全部食べてしまったが、このブログを書いている現状では体の異常はない。

どなたか判りませんが、ごちそうさまでした。今度は名前を書いてください。



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