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老い朽ちる日までに

青春の墓標・62年前の日記? 

2012年09月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

7月21日 (金)
 夏の炎天が情けなかった。白いハンカチが汗で黒く染まってしまう。ハンカチ・・・忘れられない、束髪の人のエンジのリボンとその涼しげな瞳が。でも顔は忘れてしまった。幻像を写すことが困難になってしまった。
今日は欠席でもしたのか、朝も昼も会うことが出来なかった。一寸淋しく思われる。い。
 石川君が友人にあの話を打明けてしまった。彼女のことは、二人だけの秘密にしておこうととう約束を破ってしまった。彼は完全に約束を破棄してしまったではないか。
≪友人とは、東京の小岩から茂原まで通学していた喜...

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