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阿波の局のブログ

「源氏物語の愛」 

2012年11月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



シリーズ源氏大学の一冊。(源氏大学の講義録の合本。一冊筒購入するよりお買い得。)

・源氏物語と女性たちの出家  瀬戸内寂聴

・色好みのあはれ       馬場あき子

・六条御息所という人     馬場あき子

・源氏物語の面白さー光源氏論 秋山虔

・源氏物語を江戸から読む   野口武彦

・わたしの源氏物語ーあさきゆめみし 大和和紀



源氏物語と女性たちの出家
瀬戸内さんの小説家としての視点、出家者としての視点が面白かった。
作家というのは才能がなければなれず、その才能がいやおうなく物語を書かせるのだと、瀬戸内さんは言う。

紫式部も小さいころから文才があった。10歳頃から物語を創作していたのではないかという。
で、最初のころは姉に読ませていたのではないか。
姉が読んで面白いから他の人にも勧める。そのうちに物語が広まっていったのではないか。

いったん結婚で創作を中断するが、2年で夫に死なれてしまい、また暇になって書き始めたのではないか。それが源氏物語。

道長にまで物語の評判が聞こえるようになり式部は女房として出仕する。
そのころ、式部は道長に喜ばれるように、天皇に喜ばれるように書いていただろう。
しかし、書くうちにそれだけでは満足できなくなる。

女の苦しみ、悲しみ、世の中の不条理。そういうものを書きたくなってきたのではないか。
そういうものが小説にだんだんと出てくるようになる。そして、面白くなる。
だから、源氏物語の女性はどんどん出家していくのだと。

瀬戸内さんは、紫式部も出家したのではないかと考える。
宇治十帖は、出家した後書いたのではないかという。
出家の場面、儀式ー髪を切るところなどがリアルなのだそうだ。





       

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