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平成の虚無僧一路の日記

「尺八」の名称は「長さ1尺8寸から」の嘘 

2013年02月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「尺八の名称は、その長さが1尺8寸であることから」と、
どの解説にも書いてある。ネットで検索すると、一万件もが
そのように書いてある。判で押したように、そう、みな
コピペしているから。

『旧唐書』列伝の「呂才伝」に「7世紀はじめ、唐の楽人である
呂才が、筒音を十二律にあわせた縦笛を作った際、中国の標準音の
黄鐘(D)が1尺8寸だったから “尺八”と名付けた」と。

これでは、法隆寺や正倉院に伝来した古代の尺八が、みな1尺
3寸前後で不揃いであることの説明ができない。そこで、唐代の
「小尺」は8掛けで、現代の「1尺4寸」が「1尺8寸」だったと。

それでは「D=1尺8寸」を基準とするという説明と食い違って
しまう。

誰も「原典」を確認していないのが問題。ネットでさんざん探して、
ようやく見つけました。

『旧唐書』とは、200巻からなる膨大な書物で、その中の
「列伝」150巻には何百人もの人物が載っており、第29の中に
「呂才」についての既出がありました。それも相当な字数で
書かれています。最初にこの「呂才」の「尺八」の記述を見つけた人は
スゴイ。

これも、原文かどうかはわかりませんが、

『舊唐書』「列伝第二九」の中の「呂才傳」には

「能為尺八十二枚,尺八長短不同,各應律管,無不諧韻」とだけ
書かれていました。

つまり、呂才は「長さの違う尺八を12本、それぞれ12律に
合わせて作った」というのです。

どこにも、「1尺8寸を基準にして『尺八』と名付けた」とか
「呂才が『尺八』わ始めて作った」とは書かれていません。

尺八は、以前からあったのを、音程がメチャクチャだったので、
「呂才が12の音律に合わせて12種類の尺八を作った」と
いうのです。

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