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たかが一人、されど一人

ある市民運動 

2013年03月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

生まれてこの方市民運動とは全く無縁で、大学2年生の時の60年安保のデモにさえ一度も参加したことが無かった。首都を席巻した「安保改定反対」の熱狂的環境の中にあって、東京に在住しながら1回も国会周辺に足を運んだ経験が無い方が珍しいだろうと思っている。昨年の梅雨時分になって、友人からの誘いで、毎週金曜日の夕方総理官邸を囲んで行われた反原発デモに1度だけ行ってみた。参加者も多く、周辺は結構盛り上がっていたが、虚空に大声を張り上げるのはどうも性に合わない。反原発の趣旨については賛同するが、デモにはついて行けず結局1回で参加を止めてしまった。昨日同じ友人からの誘いで、杉並公会堂(荻窪)で行われた『3.10「原発」国民投票大集会』に行ってきた。友人が主催者側に居るので、会場整理をボランティアで手伝ってくれとのこと。昨日もプールの休館日でもあったので、運動がてら丁度いいと、内容も十分理解しないまま気安く引き受けた。夕方6時半開場で9時までとのことで5時に集合が掛かったので、少しお腹が空いた意味はあるが善い経験だった。前日の9日、日比谷公園で行われた0310反原発のデモが大変な盛り上がりと新聞報道で知っていたので、1000人は収容可能と推測できる杉並公会堂でも参加者を収容しきれるのだろうかと内心心配であった。ところが、会場整理の最初の仕事が、中央客席約200脚以外をテープで封鎖して使用させないようにする事であった。そして開場後は、参加者をその中央部分に順序良く詰めていく作業。何か勝手に勘違いしていたようで、結局参加者は主催者の予定通り約200名ほどだった。後から友人に解説してもらったのだが、反原発の市民運動にもいろいろあって、勿論主催者は全部異なる。市民運動てやつはリーダーシップが難しく、指導者内部に序列が無いし、こういった事をする人は自意識と言うのだろうか、が強く、しかも妥協が無いとしたものらしい。昨日の会は単に反原発と声を上げるだけでなく、原発推進の人も巻き込んで国民投票に持って行こうとの趣旨である。この運動は一昨年3月の福1原発事故直後の5月から準備を初めて6月には組織を立ち上げ、12年度中に国会での法案成立を前提として国民投票の実施を目指したらしい。発起人には小生でさえ名前を知っている若手の社会学者がなっている。もちろん12年度に目的が達成されることはなかったが、この1年10か月ぐらいの間、全国各地で住民投票に基づく自治体への働きかけをしてきたらしい。<詳しくはこちらを参照願いたい:http://kokumintohyo.com/>昨日の集会は、そのめげずに頑張っているリーダーたちが全国から集う集会だった訳だ。ここに集まった人たちは「反原発」を選挙を通じて政治的に実現することは殆ど不可能と見切っている。小生も、残念ながらその考えはある程度当たっていると思わざるを得ない。しかし、ここで提案されている国民投票の実施も、日暮れて道遠しの感が否めないのは残念なことだ。

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