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トラウマ 

2013年03月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

「ドゥス!」・・・あのときの衝撃音を文字で表すのは難しい。時間的に何秒間だったか分からないが放心状態で何が起こったのかすぐには理解できなかった。直進していた私の車は、右側からやってきた軽自動車と衝突し、すぐ前にあった鉄製標識柱にぶつかり2台が並ぶようにして止まった。助手席にいた妻と顔を見合わせてまだ動いていたエンジンを止めるまでの時間は、おそらく5〜6秒だったに違いないが、その夢のような時間は今でもはっきりと記憶している。
あれからちょうど一年が経ったが、以来、交差点にさしかかると「ドゥス!」という衝撃を思い出す。こういうのを「トラウマ」というのかもしれない。
 
トラウマの語源・由来を調べてみると次のような説明であった。
トラウマは単に「傷」を意味するギリシャ語であった。1917年、心理学者フロイトが物理的な外傷が後遺症となると同様に、過去の強い心理的な傷がその後も精神的障害をもたらすことを「精神分析入門」において発表した。その際、精神的外傷を意味する用語として「traumaトラウマ」が用いられたため、現在のような意味として使われるようになった。
 
私の場合「トラウマ」というほどのものではないが、それ以来、左右の確認を念入りに行うようになったことは今後の運転にとってより安全性を高める成果がある。妻と二人の場合は、助手席の妻が「左オーライ」と声を出す。傑作なのは「右もオーライ」と余計なことをいうことである。
右は私が見るからというのだが、もう一つ面白いのは、左折の時も「左オーライ」というのだ。
 
人間長く生きているといろいろな経験をするものだが、ここに来て一度風邪をこじらせて軽い肺炎を患った。そして交通事故。今度は前立腺肥大症の手術を受けることになった。一月も何もせずにいると、さまざまな思が浮かんでくる。70の坂を越えるのはなかなか容易ではないと、ちょっぴり弱気になったりもするが、「手術」という人生初めての経験が近づいている今日、森の中の静寂を電話のベルが遮った。電話の主はお隣の別荘のTさんで、自分も6年前の70歳のとき同じ手術をしたと話す。「何の心配もいりません」「何の問題もありません」と、いつもの明るい大声で私を励ましてくれる。彼は食道癌の手術も経験しているが、元気いっぱいにまだスキーを楽しんでいる。
 
今、メールを受信した。
「入院を前に体調は如何ですか? 何事も前向きに乗り越えて来られてるので今回も術後〜あれは何だったの?と思われる程の普段の生活に戻られると思いますが身体の中は紛れもなく歳相当ですので(笑)頑張り過ぎない様にボチボチお過ごし頂きたいと思いますよ!」
発信者は広島のフルイチビジン。
曇っていた空も晴れわたり、私の心もスッキリと晴れた。
あ〜・・・ポルフェノールよ、もう少しだ!
 
 

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