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人生いろは坂

孫二人 

2012年09月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 久々に息子がベトナムから帰ってきた。不在だったこの一ヶ月あまり我が子の著しい成長を見て
どのように感じたであろうか。ゼロ歳から三歳頃までの成長には目を見張るものがある。特に一歳
までは日毎に変化すると言っても過言ではない。寝返りからハイハイへ、ハイハイからつかまり立ち、
そしてよちよち歩きと日を追って変化する。私達は自分の成長を感じることは出来ないが、我が子の
成長を見て、それを感じることが出来る。

 私には二人の孫がいる。一人は長女の子ども小学一年生、もう一人は今年の10月3日で満一歳に
なる長男の子ども。いずれも男の子である。小学一年生の孫は先日の敬老の日に歌をプレゼントして
くれた。今はまっているという「大きな古時計」という歌である。大きなのっぽの古時計・・・と言う
歌詞で有名な歌である。感心なことに音程が誠にしっかりとしていて実に朗々たる歌いっぷりである。
生まれたばかりの頃は育てにくい子だと思っていた孫の成長を感じる。どうやら一年生なのに二桁の
足し算も出来るらしい。こうして孫二人はそれぞれにそれぞれの成長を続けている。

 子どもの虐待が後を絶たない。大人になりきれていない大人が子を産むのだから無理からぬとも
思うのだが、そんな親元に産まれた子どもがかわいそうだ。殴る蹴るの虐待も悲惨であるが、成長
著しい幼子に食べるものを何も与えないと言う虐待も痛ましい。ひもじい思いをしながら死んでいく
子どもは、どのような日々を過ごしていたのだろうか。今も隠れたそのような子どもが大勢いるに
違いない。昔は、親はひもじい思いをしても子どもにだけは何とか食べさせたいと考えたものだ。
今は全くその逆である。鬼としか言いようのない仕打ちである。

 さて、尖閣諸島の国による買収は中国国内での激しいデモで幕を開け、今も日本製品の不買運動
など形を変えて抗議が続いている。中国は日本の弱腰を見越して何も出来ないと思っていたのでは
ないだろうか。それにしても打ち壊しや日本人襲撃など未成熟な中国人社会の姿を世界に見せた
ようなものである。ただでさえ嫌われている中国人は更に嫌われるようになるのではなかろうか。

 あの一見激しいデモも中国政府のパフォーマンスと見えなくもない。デモは中国共産党にとって
諸刃の剣である。ともすれば国内問題に火がつきかねない。経済的な格差問題、中央地方を問わず
役人達の汚職、そして田舎から都会へ出てきた人達の不満はすごい。この国の役人の汚職は正に
伝統的なものである。歴代の王朝は内部の腐敗から人心が遠ざかり崩れていった。

 中国人は日本人と異なり徹底した個人主義である。全ては個人の利に繋がっている。それは中国
4千年の王朝の興亡を見てみれば良く分かる。そして様々な民族が中国に侵入し王朝を建ててきた。
中国に連綿たる4千年の歴史はない。「元」にせよ「清」にせよ歴史の中ではすべて異民族である。

 どちらかと言えば日本人は集団を大事にする。それは太平洋戦争までの日本人の行動や思想によく
現れている。特効精神に代表されるように個人の利を通り越して国家の利を優先してきた。我が身を
犠牲にすることを厭わない民族である。それはつい最近の事件である東日本大震災に於ける日本人の
とった行動に現れている。略奪も殺戮も互いを傷つけるようなことは何も起こらなかった。

 整然として互いを励まし合い助け合って復興に取り組んでいる。この日本人の姿はまさに隣国の
中国では驚嘆すべき姿であったに違いない。ある意味では日本人の秘めたる恐ろしさを感じたのでは
あるまいか。カルチャーショックだったと言っても過言ではないかも知れない。日本人が異質なものに
見えて恐ろしさを感じたのかも知れない。

 領土を巡る問題は日本のみならず、どの国に於いても古くて新しい問題である。中国は日本に対して
だけでなくフィリピンやベトナムとも争いを起こしている。かつて拡張主義一点張りだった頃のロシア
と同じようになりふりを構わない傍若無人振りである。

 こうした時を同じくして民主党でも自民党でも党首選挙が行われて民主党は一足早く現職の野田党首
の圧倒的な勝利で決着をみた。一方、自民党は日米同盟だの集団的自衛権などを持ち出して民主党の
政策を牽制している。日本は自国の防衛を米国にゆだねているだけに米国の支配から抜け出せない。
民主党が政権を取ったときから日米同盟は新しい時代に入ったような気がしたのだが、ここへ来て
一挙にアメリカ依存に傾いている。これではいつまでたってもアメリカ支配から抜け出せない。

 こうした状況を眺めるとき尖閣問題は日中の問題ではなく、日米の問題でもあるように見えてくる。
うがった見方をすればアメリカの策謀のように見えなくもないのである。TPPについても同じことが
言える。

 私達は思想の大きな転換期にある。自らの生活を改め足下を見つめ直し、これからの進むべき道を
しっかりと見つめ直す必要があるように思っている。様々な問題の根元は一つであり、私達自身の中に
ある。これから先は自分自身で決めなければならない。

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