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平成の虚無僧一路の日記

伝統とは? 

2013年08月20日 外部ブログ記事
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何十年も前のこと。国際交流基金のトップに就任した
○○氏の「就任挨拶」。

「日本文化というと“お茶やお華や能や琴の紹介”と
思っているが、そういう考えはもうやめるべきである。
それらは もう日本人の日常生活とは かけ離れている。
そうしたものばかり 外国に紹介すると、日本人は
みな着物を着、三味線や琴を弾き、尺八を吹いている
という誤解を受ける。現実の日本の姿を紹介すべきで
ある」

というような主旨だった。なるほど、たしかに、今や
日本の文化は「アニメ」であり「Jポップ」だ。

国際交流基金の助成団体を見ても、もはや劇団や
舞踊、音楽など“現代の日本文化”が中心で、
純邦楽(古典)などはない。

ちなみに、現代流行の「太鼓」や「津軽三味線」、
「よさこい踊り」などの民謡や踊りは、私が考える
“純邦楽”の範疇ではない。尺八は「藤原道山」や
「き乃はち」が助成金を受けているが、古典を
脱却した現代音楽ならばこそであろう。

「虚無僧のロシア公演」には、助成金は出ないのだ。


かつて、私が慶応高校の時、「古典芸能研究会」を
創ろうとして、「池田弥三郎」氏に顧問をお願いしに
いったら、「時代に受け入れられないものは廃れて
当然。廃れていくものを守ろうとする必要はない。
それは伝統ではなく保存だ」と断られた。

当時、“滅びる”と思われた歌舞伎や狂言は 今 “大人気”。
一方、能、浄瑠璃、文楽、琴、三味線、尺八は 絶滅の
危機に瀕している。

邦楽が廃れるのは、時代に受け入れられる努力をしない
邦楽界の責任。と判ってはいても、何をどうしたら
よいのか思案するばかり。

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