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人生日々挑戦
驚き桃の木山椒の木
2013年08月26日
テーマ:人生
2012年夏に開催されたロンドンオリンピックから1年が経過した。
次に掲げるのは、1964年開催の東京オリンピック以降の各オリンピックにおける、ある団体競技での日本の成績である。ある団体競技とは、何の競技かお分かりだろうか。
オリンピックでの日本の成績
男子 女子
1964年 3 銅メダル 1 金メダル
1968年 2 銀メダル 2 銀メダル
1972年 1 金メダル 2 銀メダル
1976年 4位 1 金メダル
1980年 最終予選敗退 不参加 モスクワオリンピック
1984年 7位 3 銅メダル
1988年 10位 4位
1992年 6位 5位
1996年 最終予選敗退 9位
2000年 最終予選敗退 最終予選敗退
2004年 最終予選敗退 5位
2008年 11位 5位
2012年 最終予選敗退 3 銅メダル
日本が参加をボイコットしたモスクワオリンピックを除く12回のオリンピックでの男女別の成績について、金銀銅メダル獲得、メダル獲得外、最終予選敗退つまりオリンピックに出場できず、に区分したのが下記である。
男子 女子
金メダル 1回 2回
銀メダル 1回 2回
銅メダル 1回 2回
メダル外 5回 5回
最終予選敗退 4回 1回
そう、お分かりのように、ある団体競技とは、バレーボールである。
男女のバレーボールのうち、女子は、昔の栄光ほどではないにせよ、近年も立派な成績を残している。ロンドンオリンピックでも、7大会ぶりの悲願の銅メダルを獲っているのだ。
問題は、男子バレーボールである。オリンピックのメダルうんぬんどころでない。ここ5大会は、最終予選敗退つまりオリンピックに出場できず、が4回もある。5大会のうち唯一出場できた北京オリンピックでは、11位だ。
女子バレーボールもだが、昔は、男子バレーボールも強かった。男子バレーボールは、オリンピックで、1964年の東京が銅メダル、1968年のメキシコシティが銀メダル、1972年のミュンヘンが金メダルだ。ホップステップジャンプよろしく、銅、銀、金のメダル獲得なのだ。
ミュンヘンオリンピックにおける男子バレーボールチームのメンバーの勇姿は、41年経った今でも、鮮明に覚えている。セッター猫田、エースの大古、森田、横田、ベテランの南、中村、若手イケメンの嶋岡らの姿。
あんなにも強かった男子バレーボール。それが今では、オリンピックに出場することすらできない。
国際バレーボール連盟の世界ランキングの最新版によれば、日本は、女子が3位であるのに対し、男子は、順番をめくってもめくっても、なかなか出てこない。なんたることだ。
男子の世界ランキング順は、1位ブラジル、2位ロシア、3位イタリア、4位ポーランド、5位アメリカ、6位キューバ、7位セルビアと続く辺りまでは、そうか、となる。
しかし、8位アルゼンチンと聞くと、オヤッ。そして、9位ブルガリア、10位ドイツ、11位カナダと続くと、そうなんだ。
問題は、そのあとだ。12位オーストラリア、12位イラン、14位エジプト、15位チュニジア、16位中国、16位カメレオン、18位フランスと聞けば、なんというか、怒りがこみ上げてくる。私だけだろうか。そして、19位日本ときた。
そんな。驚き桃の木山椒の木だ。
奇妙なまでの類似性がある。それは、男子バレーボールの栄光と挫折は、戦後日本の高度成長と没落に重なるのだ。
昭和の時代、アジア初の東京オリンピックを成功させ、世界に通用する日本語である「新幹(shinkansen)」を全国に張り巡らせ、高度成長の途をひた走った日本。
昭和の一時期、世界から、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」、「日本がナンバーワン」ともてはやされた日本。
しかし、平成に入ってすぐ、バブルが崩壊し、「失われた20年」を経なければならなかった日本。
この間、政治の無策、愚策のゆえに没落してしまった日本。悲しいことだ。
しかし、その裏返しのところに、男子バレーボールの歴史があるとしたら、もっと悲しいし、さびしい。
せめて、スポーツだけでもと思うのは、私だけだろうか。
あんなにも強かった男子バレーボール。それが今では、オリンピックに出場することすらできない。
この間、何が変わったというのだろうか。
日本人と外国人の体格差?
そんなことを言ったら、漫才師のこだま・ひびきさんに即言われてしまう。
「そんな事はないだろう」
だって、日本人と外国人の体格差は、昔と比べて、今の方が縮まっているだろうから。
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こんにちは
当時バレーボールマガジンを買っていました。写真を見ていました。名セッター猫田が上げて、大古が打つ。決まったときはヤッター!昔と今とでは、オリンピック参加国が多くなったことと、中南米、アフリカ、アジアなどの進出によって、あの時が本当に強かったのかと言う声もあるぐらいですから…。しかしながら、ロンドンでは、日本人選手はよく頑張ったと思います。1位もいいですが、2位、3位、入賞もなかなか出来ないことですから…。育成というものは、一長一短にはとと思うことと、ハングリー精神も今の日本では難しいような気がしますね。
2013/08/27 15:38:44