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雅走草想

広辞苑の誤記 

2013年08月28日 外部ブログ記事
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  チェリーに起こされた

 今朝はまたチェリーに起こされた格好。結構な音量でワンワ
ンほえる。まだ薄暗いよ。

 なんでほえたんだろうと思ったが、雨が降ってきたのが原因
らしい。予報では午前中に傘マークだった。

  窓閉めて寝る

 時計を見るとまだ5時前。少しまどろんだが、どうも眠れそ
うにない。夕べは寝る前寒くて窓を閉めた。正解だろう。

 1階に下りてくると、室温は23度。涼しいはずだ。もうエ
アコンは要らないか。

  58年間も放置

 情報チェックしていると、広辞苑に誤記があり、しかも初版
から58年間放置されていたとは…。

 ちょっと信じられない話だが事実のよう。誤記があったのは
「那智黒」の項目。

 私は囲碁をやるから黒の碁石は三重県の那智黒を使っている
ことは知っていた。

  那智黒を和歌山産と

 しかし広辞苑では「和歌山県那智地方に産出したからいう」
と書いてある。明らかに間違いだね。

 碁石やすずりの原料として知られる那智黒石は三重県熊野市
から産出されたもの。

  販売は和歌山が主

 那智黒石は熊野市神川町で、加工業者が採掘。ただ販売は和歌
山県那智勝浦町の熊野那智大社周辺が主だという。

 那智勝浦町で販売はしているが、採掘はしておらず、過去に産
出した記録も確認されていないという。

 熊野市は1997年ごろ184種類の辞書・事典を調べたとこ
ろ、14社38種類に「那智地方産」などと誤った表記があった。

  訂正申し入れたが

 そこで訂正を申し入れたところ、ほとんどの出版社が表記の誤
りを認めたが、岩波書店は訂正しなかったという。

 訂正しなかった理由は「紙面のスペースに限りがあり、詳述は
難しい」。ちょっと信じがたい理由ですね。本当でしょうか。

 その誤記が広辞苑初版の1955(昭和30)年以降、現在の
第6版まで58年間も続いていたのは驚きです。

  なぜ今話題に?

 それに、なぜ今話題になっているのかも、別の意味のサプライ
ズがありますね。

 私も現役時代、広辞苑じゃありませんが、別の辞書の間違いを
見つけたことがありますけどね。世の中に絶対はないんですね。

 「辞書だって間違いはある。訂正はいつする?」「今でしょ! 
じゃなく岩波は次版でしょ」

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