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人生いろは坂

動物とのせめぎあい 

2013年10月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 日本中で野生動物が暴れまくっている。イノシシ、シカ、サル
果ては外国から輸入されたアライグマ等々、そしてどうやら日本猿と
台湾から輸入されたサルとの間に混血が進んでいるらしい。
インコが空を飛び足元には見たこともないような草が生い茂っている。
水の中にはブラックバスだとかブルーギルなどと言う魚まで。
そして日本古来の固有種が次第に消えている。誰がしたのか
言うまでもない。人間がしてきたことだ。

 かつてロッキー山脈近くで野生のシカが増えすぎて山林が食い
荒らされ荒廃していた時期があった。原因は草食動物であるシカの
増えすぎであった。困り果てたアメリカではカナダから野生の
オオカミを輸入して放した。

 日本でもアメリカと同じようなことが起きている。なぜそのような
ことになってしまったのか。それはシカの天敵だった日本オオカミが
いなくなってしまったからである。もともと繁殖力が弱かったのか
あるいは家畜などが襲われるので撃ち殺されてしまったのか。

 その結果、天敵のいなくなったシカが増えすぎたのである。この世の中に
人間にとっての敵も味方もない。それは人間の都合で差別しているに過ぎない。
人間にとって邪魔になる動物でも自然にとっては欠くことのできない存在
なのである。このようにして人間はことごとく自分たちの都合のいいように
世の中を作り変えてきた。その結果が今の状態である。

 福島県の放射能汚染地帯では無人となった街や村に野生動物が走り回って
いるようだ。中にはイノシシともブタとも判別のつかない」動物もいると
聞いている。繁殖は不可能だと言われていたイノブタではないかとも
言われている。

 放射能汚染と野生動物、人間のいない動物だけの世界にどような変化が
起きているのであろうか。被災地に追い打ちをかけるように様々な荒廃が
進んでいるようである。

 私の住んでいる人里にもイノシシだけでなくシカも出没した。こんな
ところにまで他人事ではない事態が進行しているのだ。岡山県の県北では
本格的な駆除に乗り出している。仕留めたシカやイノシシの肉の販売ルート
を作りたいと関係者は考えている。それほど多くの野生動物が捕獲されて
いるようだ。

 野生動物の肉のほうが濃厚飼料で育てられた家畜の肉よりはるかに栄養価
は高い。なんといっても野生動物は自然淘汰の中で生き残ってきた健康な
動物である。

 さて、北海道では野生動物に農作物を荒らされて困り果て真剣にオオカミ
の導入を考えているようだ。果たしてそれで全ては解決するのだろうか。

 実は日本にも固有種のオオカミがいた。これらは早い時代に駆逐され
絶滅してしまった。今や数少ない剥製が残されているだけである。
ヨーロッパやアメリカ種に比較すると体が一回り小さい。しかしオオカミが
いたころは他の野生動物とのバランスが取れていたに違いない。

 天敵であるオオカミが絶滅し、他の動物たちにとって怖いものは人間
だけになった。それでも猟が盛んなころは生まれるもの捕獲されるものの
バランスが取れていた。しかしハンターが少なくなり野生動物の数が増え
彼らは餌を求めて民家近くにまで出没するようになった。民家近くは
食糧の宝庫である。それも栄養価の高いサツマイモやお米や果物がある。
一度味を占めたら何度でも出てくる。

 人を恐れなくなった野生動物たちは昼夜を恐れず出没するようになって
きた。私たちは大いに反省しなければならない。すべては自業自得と
言うべきであろう。環境の変化は二酸化炭素による地球温暖化の問題だけ
ではないのだ。人間のエゴが全てのことに及んでいる。

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