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北軽井沢 虹の街 爽やかな風
適応能力とは?
2013年11月20日
テーマ:テーマ無し
今年の誕生日を迎えて、また年齢を更新し、すでに高齢者入りしている私は、まるで前人未到の世界へ向かう冒険者の心境であるが、北軽井沢スウィートグラスで働くという機会を得て思いもよらぬ経験を楽しんでいる。その中には新しい人との出会いもあり、その出会いから生まれる出来事が未知の魅力の一つになっている。そしてもう一つは本との出会いだ。もうずいぶん前に出会った本が何冊かあるが、なかなか読み進むことができていない本がある。最近その中からH・D・ソロー著「森の生活」を読み始めた。詳細はいつの日か紹介することができるかもしれないが、そのなかに「人間はどんな動物にもまして、あらゆる気候と境遇に適応する能力を備えている」とある。地球上には様々な気候の場所があり、そこには様々な人々が生活している。
私はこの地に移住するまでは、比較的温暖な場所に住んでいたが、それでも冬の寒さには弱かった。移住生活で一番不安だったのが氷点下20℃もあると聞いていたこの地の寒さである。そして今、6度目の冬を迎えようとしているが、果たして私は「人間はどんな動物にもまして、あらゆる気候と境遇に適応する能力を備えている」ということを証明したのだった。それは、いつも口癖のように言っている「たくさん着る」ことにより実現した。
ここで、H・D・ソロー著「森の生活」の中の一部を紹介したい。
私は、自分が小ざっぱりとしたいくらか当世風の上着を着て寒さにふるえているのに、湖上でみすぼらしいぼろを着た不格好なアイルランド人労働者たちが氷を切り出しているのを見て、いつも気の毒に思っていた。ところが、肌を刺すように寒いある日のことである。彼らのひとりが足を滑らせて水の中に落ち、私の家に暖を取りに来た。見ていると、彼は素っ裸になる前に、汚れたぼろとはいえ三枚ものズボンと二枚の靴下を脱ぎ、私が外側に着る衣服を差し出したところ、それをことわるほどの余裕さえ見せたが、それというのも内側にたくさんの衣服を着こんでいたからである。このズック製のズボンこそ、まさに彼が必要としていたものだったのだ。そこで私はすっかり自分自身がかわいそうになり、この男に古着屋を一軒買ってやるよりも、自分にフランネルのシャツを一枚買ってやる方が、よほど慈善になると思った。
ここに「三枚ものズボンと二枚の靴下」「内側にたくさん衣類を着こんでいた」というくだりがあることに注目していただきたい。私はこの地での冬に欠かせないウオームイージーパンツというあったかいズボンをはいているが、その下には、今はやりのヒートテックタイツを二枚重ねて、3枚の靴下をはいている。上は3枚の下着を重ね着し、セーターやベストなどを含め合計8枚を着こんで出かけている。まさにアイルランド人労働者顔負けではないかと思ってしまうが、これが私の適応能力なのだ。これでひょいひょいと屋根にも上り屋根掃除もするし、斧を振りかざしてまき割りもする。そして今では真っ白い雪景色、透き通るような青空に白い雲、あの浅間山の雄姿が見られるホワイトシーズンが四季を通じて最も好きな季節になっている。今年はどれほどの寒さなのか、どれほどの雪が降るのか今から楽しみだ。浅間高原の冬は素晴らしい。いよいよ小鳥たちやリスたちと過ごす冬がやってくる。
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