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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

冷たい冬を生きる 

2014年01月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し






















移住生活も6度目の冬を迎えている。毎年冬になるといろいろな新しい経験をしているが、おかげで薪の材料にもありつけ、不自由なく暖炉を楽しめているし、何といって不自由はない。今月はアルバイトも出勤が少なくて、体力を使うことはなく、今年は何故か楽だな、と感じるのは雪が降らないので雪掻きという労働がないからだと気づく。しいていえば薪を家の中に運び込むことくらいで、元気な体を持て余している始末だ。
昨日は午後つつじの湯へ行ったが、道中のパノラマラインでは、時折車を止めて景色に見入ることが何度もあった。ウイークデイの昼下がり、通る車もいない。人の姿も見えないパノラマラインの両脇には除雪車がかき上げた雪があり、知らない人が通ったら山裾まで広がる広大な平地がキャベツ畑だとはわからないだろうと思われるほどに、一面雪で覆われている。やがて雪解けが始まるとその下からは黒い土が現れるのだが、今は白い布団をかぶって冬眠中だ。遠くに視線を向けると、自分の立っている場所は様々な形をした山々にぐるりと囲まれている。浅間山、黒斑山、四阿山、白根山、それくらいしか山の名前は知らないが、360℃の大パノラマは素晴らしい。いつの間にかどこか知らない国へ来たような錯覚をおこしそうだ。静かで音もないここはどこだろう。時折吹く風は冷たく、車の温度計はマイナス5℃を表している。空はどこまでも不気味なほど青く透きとおり白い雪がそれゆえにますます白く感じる。大自然の素晴らしさに涙がこみ上げてきそうだ。
 
先日ブロ友のある女性の記事に冬がつらいという話があった。それまで電気パネルヒーターを付けたままぬくぬくと寝ていた私は、21日からそれを止めてみた。起床時の室内温度が12〜13℃だったのが、6℃、4℃、3℃と下がりついに今朝は2℃だった。電気毛布プラス湯たんぽの布団の中はぽかぽかで、布団をはねのけて起きるには勇気がいる。
しかし、気合を入れて起きると気持ちいい。カーテンを開けると外は晴れわたり、すでに飛び回っている小鳥たちが目に飛び込んでくる。何という気持ちのいい朝だろう。休日は朝から暖炉に火をつける。室内には円形の薪ループがあり、絶えずぎっしりと薪が確保されている。雪が降って薪を運べなくても3日ぐらいは不自由しないようにストックしておくのが大切な仕事になっているのだ。NHKのニュースを見ていると、東京では今日も気温が10℃を下回り、真冬の寒さは続きそうです、なんてことを言っているが。こちらはマイナス10℃を下回っている。何を言ってるのかと思うが次元が違う話に妻と顔を見合わせて笑ってしまう。次元が違うと言えばマイナス30度の厳しさの中で生活している人たちもいる。それを思うとこの寒さは、ちょうどいい寒さに思えるのだった。
 
もう慣れっこになったが、それにしても静かな夜だ。そばにある置時計が時を刻む音が聞こえるだけの静かな夜、パソコンに取り込んだクラシック音楽を聴きながらの読書は、寒い冬の最高の楽しみだ。
久しぶりにサミュエル・ウルマンのメッセージを読んでみる。
 
 
人は自らの信念とともに若く
自らが抱く疑いとともに老いる。
 
人は自信とともに若く
自らが抱く恐れとともに老いる。
 
人は希望とともに若く
自らが抱く絶望とともに老いる。
 
年月は皮膚にしわを寄せるが
情熱を捨てれば魂にしわが寄る。
 
 
 
 
 
 
 

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