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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ

じゃがりこ・koyampi、近江を行く その2 

2014年02月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:国内旅行・ウォーキング

2月13日、彦根城を「びよよよ〜ん」と堪能した「じゃがりこ・koyampi」旅行団は、お土産屋さんに寄ることに。
じゃがりこ君、職場の女性たちに、さっそくお土産をご購入。何を思ったのか、埼玉にも、いえいえ、全国どこででも売っている、何の変哲もないクッキーを山のように!

「それじゃあ、誰も喜ばないんじゃないの?」
と私。
「いいの、いいの。」
「こわれものをそんなに買って、どうやって持って帰るの?」
「いいの、いいの。」

山のような荷物を抱えた連れと、お蕎麦屋さんに入り、遅い昼食。
地酒をいただきながら食した蕎麦豆腐、稚鮎の天ぷらなど、そして、しめのお蕎麦も、とてもおいしいお店でした。

いつの間にか夕暮れ。歩いて駅まで向かう途中に、近江の某有名菓子店の支店を発見。
この菓子店は、池袋のデパートのも店を出していますので、私は、近江限定のお菓子をチョイスして配送を依頼。買い物好きのじゃがりこ君はと言いますと、こちらは、関東でも購入できる品を大量に買い込み、宅急便で送る手配をしています。

冷たい風に吹かれ、ホロ酔いを醒ましつつ、彦根駅まであと一歩というところで、じゃがりこ君が、
「あ、どっかにお土産を忘れてきた!」

はいはい、また、やらかしてくれたのね。

「で、どこに忘れてきたの?」
「分かんない。お蕎麦屋さんからは持ち出したと思うんだけど。貯金を下ろした郵便局か、もしかしたらお菓子屋さんかな。」
「どうする?」
「もちろん、探しに行く。」
「お菓子屋さんの場所、分かるの?」
「分かんないけど、探してくる。」

もしも一人で探しに行ったら、方向音痴のじゃがりこ君が迷子になるのは火を見るよりも明らか。もし奇跡的に彦根駅まで戻ることができたとしても、電車に乗って宿のある駅にまで辿り着く「芸当」を彼に期待するのは、描いたダルマが踊りだすことをお祈りするようなものです。それは、まさに、「超常現象」レベルと呼んでいいほどの奇跡。

余計に面倒なことになるのを防ぐためには、「どこにでも売っているクッキー」捜索に私も付き合わざるを得ません。やれやれ。

一番近い郵便局には無し。これで、再び彦根城近くにまで戻ることが決定しました。いい加減にしてほしいものです。

やっと着いた菓子店さんは、そろそろ店じまいの雰囲気。何とか開いていたことだけは幸いでした。
じゃがりこ君が入っていくと、店員さんたち、ほっとしたような顔になり、「どこにでもクッキー」の大きな紙袋を奥から持ってきてくれました。

お菓子屋さんに、他の店のお菓子を忘れるなんて、本当におかしな男です。連れの私が恥ずかしい。

お店の方にお礼を言い、大きな紙袋を下げて店を出る、そう思った私は、まだまだ修行が足りませんでした。じゃがりこ君の頭の中では、常人を超えた発想が渦巻いていたのです。

「あの、これ、さっきの荷物と一緒に送ってくれる?」

迷惑をかけておきながら、何というぞんざいな言い方、何という図々しさ。

私は、同行者であることが一層恥ずかしくなり、寒風吹きすさぶお店の外に避難するしかありませんでした。

すごすごと店を出てきたじゃがりこ君、その手には、しっかと「どこにでもクッキー」の紙袋が。
「自分の店の品物以外は送れないんだとさ。」

そりゃあそうでしょう。途中で配送事故などがあった場合、自分の店の品物であれば同じ品を再度送ることができます。ですが、じゃがりこ君がこの店で購入した品物以上にかさばり、かつ、壊れやすい「どこにでもクッキー」の面倒までは見られませんものね。丁重にお断りになった店の方の味方です、私は。

「びよ〜ん、びよよよ〜ん」と「どこにでもクッキー」に翻弄された近江の旅一日目。二日目以降が怖いkoyampiなのでした。


【写真説明】

お昼をいただいたお蕎麦屋さんの蕎麦豆腐。とてもおいしかったですよ。

「さかさはあと」を手に、ファンサービスをするひこにゃん。



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