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たかが一人、されど一人

報道機関か茶の間の演芸場か 

2014年04月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

基本的に毎週見ているテレビ番組は殆ど決まっている。特に週末の番組は録画してでも見るものが多い。日曜朝のTBS「時事放談」は録画こそしないが、殆ど毎週見る番組の一つだ。その昔、テレビ番組なんかに大した興味を持たなかった時代でも、この番組はよく見ていた記憶がある。当初の「時事放談」1957年から1987年まで30年間続いた長寿番組であった。当時の番組で印象に残っているのは、この番組と「兼高かおる世界の旅」くらいだ。出演者は2人だけで、朝日新聞出身の細川隆元氏と日経新聞出身の小汀利得氏が、世相を鋭く切り込んでいた。具体的なことは何一つ記憶にないが、特に政治に関しては、誰にも遠慮せずに喋っているなぁとの印象だけ残っている。出身は政治部と経済部であろうと思うが、新聞記者は誰にも阿らない稼業なんだなと感心していたような気がする。毎週二人やり取りを聞くにつけ、なまじ現役の政治家なんかより、新聞記者OBの方が遥かに高い見識を持っていると敬服したものだ。視聴しているこちらが社会常識に疎く、些か幼かったせいもあるかもしれない。細川氏、小汀氏はとっくに亡くなり、後を継いだ藤原弘達氏や土屋清氏も鬼籍に入り、一旦消滅した「時事放談」が2004年に復活、当初は先日亡くなった岩見隆夫氏が司会だったようだが、殆ど記憶にない。2007年の4月現在の御厨貴氏が司会となっている。既に7年を超えるので結構な長寿番組となった。殆ど毎週見ているが、同じタイトルでも昔と今では内容が全く違う。御厨氏は政治学者のようだが、番組のキーマンでも何でもない。単なる司会者にしかすぎず、毎回登場するゲスト2名に質問を投げかけて、視聴者に納得してもらえるような解説をしてもらう狙いになっている。ゲストは圧倒的に、現役かどうかは別として政治家が多い。ごく稀に浜規子氏のような経済学者やジェラルド・カーティスなんかが出ることもある。従って独自の立場から世相を切り取るなんてことは、とても無理なことで、時の政権をヨイショする幇間的つまらない番組に成り下がっている。そもそもテレビ局全体に言えることではあるが、テレビ局が開局してすでに半世紀を超えているにも拘らず、テレビ局出身の記者が評論家として成り立たないのは残念なことだ。所詮は茶の間の演芸場でしかあり得ないのだろうか。特に今日の「時事放談」は特に酷かった。ゲストが菅官房長官と、そのまるで幇間に嵌った増田寛也氏である。官房長官は毎日2回も記者会見をして国民に向けての情報を発信するのが仕事。それ以上のことをペラペラ喋れないのは当たり前のことではないか。記者会見の、あの人を小馬鹿にしたつまらなそうな顔の裏で、実際に進行しつつある我が国の本当の心配事はなにか?視聴者が本当に知りたいのはそこだと思う者はテレビ局には存在しないのか、存在できぬのか。

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