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たかが一人、されど一人

海外留学奨励に思う 

2014年04月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

若者が内向き傾向で、海外留学が減ってきていることが社会問題化し始めている。嘘か真か知らぬが、アメリカの大学への外国人留学生数では日本人は年間約2万人で中国人の約1割、人口が日本の半分以下の韓国より少ないと聞いている。何事もグローバル化している時代だから、若い時に外国の大学で学ぶことは大切かも知れぬ。外国の大学で何を学ぶべきかは分からないが、外国語アレルギーを払拭できるだけでも良しとすべきなのだろうか。その程度の効用は認めたいが、年間2万人と言えば結構な人数だ。昨年母校の慶応義塾大学の入学式に招待された際聞いた、本年度入学者数が確か6千人程度だったことを思えば、慶応の1年生から4年生までを足した数を上回ることになる。アメリカや海外の諸国に幾つ大学があるか知らぬが、日本には500校前後の大学があるそうだ。玉石混交であるのは勿論であろうが、諸外国だって同様だろう。少々留学生が減ったからとて、問題視するほどのことは無いように思う。年間2万人もいれば、生徒の方だって玉石混淆で、高い志を持っている人もいれば単なる拍付だけの人もいるだろう。自慢にならぬが小生の外国語コンプレックスは相当なもので、外国人から日本語で道を聞かれても逃げ出したくなるくちだが、何処で学ぼうと身に着いたものが本物であれば、言語バリヤーは簡単に克服できるものらしい。メジャーに移籍した野球選手を見る度に思ってしまう。最近は大学より高校やもっと低学年から海外で教育をと考える親が増えてるらしい。これは如何なものだろうか。明治初期ならいざ知らず、これだけ教育環境が整った国はそう沢山は無い筈だ。先日中学の校長を経験した弟が解説してくれた。「9年間に及ぶ義務教育は勿論だが、民主党政権唯一の?善政で、公立であれば高校まで無償で教育をしてくれる。」環境はそうざらにはないと思う。要は日本の高校大学できちんと学び、本人がその先、更に志を持つなら海外留学を希望するなら、それを支援するシステムを考えても良いかもしれぬ。しかし、それは政府が税金を投入したりするほどのことではないだろう。政治家が考えるべきことは、飽く迄も義務教育が中心であるべきで、それも教科書の枝葉末節に拘ることではなく、良質な教育環境を整備することだろう。教員の数が不足するのは何故か、質の低下の根本原因は何か。まともな日本語も知らぬ政治家が、下らぬナショナリズムや経済一辺倒の政策に口角泡を飛ばす図を見ると、この連中が受けてきた教育の貧困が透けて見えてくる。昔の話でせんも無いが、我が小中学校時代の恩師の殆どは、旧制師範学校の卒業生で、今にして思うと皆若かった。ただ職業に対する情熱が伝わってきていたことと、お話と字が上手だったことが未だに印象に残っている。小学校3年生の時の担任の先生が、毎日のようにしてくれた「宮本武蔵」の話が面白くて仕方なかったことを未だに記憶している。サンフランシスコ条約発効前後の頃だと思うが、戦前の国民的ベストセラー吉川英治の「宮本武蔵」を10歳そこそこの子供に語って教えてくれた先生の意図はなんだったか、未だに分からないが、小説の面白さを知ったきっかけになっているかもしれない。

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