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平成の虚無僧一路の日記

別れは突然に 

2014年06月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



たまたまかけていたラジオから、短編ドラマが聞こえてきた。
西田敏行と竹下景子が出ている。NHK「新日曜名作座」。
「奥田英朗 家族小説短編集から」。

結婚して8年、何か歯車が噛み合わなくなって、双方合意の上で
別居することになった。妻は家財道具全部、カーペットも
カーテンも箪笥も全部持って出て行った。

(これはありえない)と思うのは私だけ?ごく常識的には
出て行く方が、新居で、なにもかも新しく買い替えて、
新しい生活をすると思うのだが。

ま、そのまま聞いていると、独り残された男は、自分の趣味に
あったカーテン、カーペット、オーディオセットを新しく買い
求めて、自分の城を築いてご満悦。

出て行った妻は、しばらくして、こっそり様子を見にきて、
ショックを受ける。てっきり、散らかし放題、荒れ放題で
「やっぱり おまえが 居なければ」と泣きついてくると
思ったからだ。


ふむふむ。ようするに、

『マイホームの主(あるじ)は妻で、俺の居場所が無い』

ようやくマイホームを手にしたものの、家具一式、妻の好みに
塗りたくられて、生活態度もあれこれ云われ、寝転ぶことも、
もちろん煙草も許されない。マイホームがサラリーマンの
癒しの場になっていないという現実。

そんな価値観のすれ違いが、積もり積もって、ある日突然
どちらから云うともなく「もう別れましょ」となる。
あぁあぁ せつないのォ。


直木賞作家原作のユーモラスでどこか切ない現代の家族の肖像
【ラジオ第1】2014年5月4日〜6月1日 毎週日曜 午後7時20分〜
午後7時50分
【出演者】西田敏行 竹下景子

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