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平成の虚無僧一路の日記

闇夜の烏(からす) 

2014年06月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



東映アニメの「とんちんかんちん一休さん」に出てくる創話。

清貧に甘んじ、誠実に生きた武士の子が、その父の死後、
貧しさに負けて泥棒をして食いつないでいた。その子を
立ち直らせようと一休さん、一計を案じる。

その子の前で一芝居を打って、わざとスリをさせる。
分厚い重い財布を盗んで「しめ、しめ」と大喜び。

財布を開けてみたら「お位牌」。文字を見ると、なんと
父親の戒名。その子は、ブルブル震え「父上、父上、
申し訳ございません!」と、地の触れ伏して、おいおい
泣きだした、とさ。

そこで一休さん「闇の夜に 鳴かぬ烏(からす)の声きけば 
生れぬ先の父ぞ恋しき」と、諭したのでした。


◆次ぎは、私の創作話「一休さん」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一休さんは糊口をしのぐために、扇子に絵を描いて
売って歩きました。さて、何の絵を描いたでしょう。
そう「烏(からす)」の絵です。

さて、一休さん絵の評判を聞いた将軍様が「どれ、
一休とやらを連れて参れ。百本ほど買ってやろう」と
家来に申しつけました。

お召しにより、一休さん。扇子百本を 将軍様の前に
差出しました。

将軍様が その扇子を開いてみると・・・・・。

「ななな なんじゃ、これわぁ!」と、将軍様は大怒り。

扇子はどれもこれも、ただ真っ黒に染められていただけでした。

一休さんは すまし顔で、「“闇夜の烏”見えませぬか?」と。

そして「闇の夜に 鳴かぬ烏(からす)の声きけば 生れぬ先の
親ぞ恋しき」と詠んだのであります。将軍様は その意味が
判らず、目を白黒するばかり。

民百姓の声無き声を聞けば、天命を知るということでしょうか。

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