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たかが一人、されど一人

昨日 新宿南口での騒動 

2014年06月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

一般紙やテレビではあまり大きなニュースになっていないようだが、昨日新宿の南口で起こった焼身自殺未遂事件は衝撃的な事件だと思う。ネットによると、日本人でないとか、頭がおかしい左翼とか悪口めいた書き込みも多いが、この人が集団的自衛権憲法解釈変更反対の演説の後、身体に油を被ってライターで火をつける寸前に叫んだ最後の言葉が善い。何でも与謝野晶子の「君死に給うことなかれ」を朗々と叫んで1番の終わる直前「人を殺せとをしへしや」で声が消えたらしい。在日韓国人だったとしても、思いは見上げたものだと思う。歩道橋の橋げたに登って演説し始めたのが午後2時くらいで、警官や消防も駆けつけ騒然とした環境だったらしい。実際に見た訳ではないいので間違っているかもしれないが、小1時間の演説だったらしい。消防も待機していたので火はすぐ消されてしまったらしい。故に、自殺する意思が本当にあったのかなんて書き込みも多いが、やらせではできない芸当だろう。何れにしても、マスメディアはタイとかチベットの坊さんが焼身自殺なんてことはよく取り上げるが、こんなことはもっと深い取材をして取り上げるべきだろう。未だに氏名も素性もはっきり見えてこない。この事件のお陰で、改めて与謝野晶子の詩を読んでみた。君死にたまふことなかれ    與 謝 野 晶 子 (旅順港包圍軍の中に在る弟を歎きて)         あゝをとうとよ、君を泣く、君死にたまふことなかれ、末に生れし君なれば親のなさけはまさりしも、親は刃(やいば)をにぎらせて人を殺せとをしへしや、人を殺して死ねよとて二十四までをそだてしや。堺(さかひ)の街のあきびとの舊家(きうか)をほこるあるじにて親の名を繼ぐ君なれば、君死にたまふことなかれ、旅順の城はほろぶとも、ほろびずとても、何事ぞ、君は知らじな、あきびとの家のおきてに無かりけり。君死にたまふことなかれ、すめらみことは、戰ひにおほみづからは出でまさね、かたみに人の血を流し、獸(けもの)の道に死ねよとは、死ぬるを人のほまれとは、大みこゝろの深ければもとよりいかで思(おぼ)されむ。あゝをとうとよ、戰ひに君死にたまふことなかれ、すぎにし秋を父ぎみにおくれたまへる母ぎみは、なげきの中に、いたましくわが子を召され、家を守(も)り、安(やす)しと聞ける大御代も母のしら髮はまさりぬる。暖簾(のれん)のかげに伏して泣くあえかにわかき新妻(にひづま)を、君わするるや、思へるや、十月(とつき)も添はでわかれたる少女ごころを思ひみよ、この世ひとりの君ならであゝまた誰をたのむべき、君死にたまふことなかれ。日露戦争の日本海大海戦で日本が勝利する前年の明治37年に発表された。反戦家として一貫性が無かったとも伝えられているが、味わい深いものがある。子供のいない総理には理解できないことだろう。

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