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平成の虚無僧一路の日記

虚無僧は「芸人」か「修行僧」か 

2014年07月31日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「虚無僧」を見て、二つの反応がある。

私の尺八の音に感動して入れて喜捨くださる方と、
尺八の上手下手など関係なく「修行僧」として布施される方。
この見分けが難しい。

昨日の昼。作業服姿の壮年が、目を輝かせて近づいてきた。
「すばらしい尺八ですねぇ。(自転車で)通り過ぎたんだけど、
思わず戻ってきた。あなたの尺八の音は、私の琴線に響いた。
心が揺さぶられた」と。たくさん喜捨していただいた上、
桃やカリンまでいただいた。


夜九時半、地下鉄駅構内で休息していると、若い男性が
近づいてきて「どのように、布施させていただいたら
いいですか」と。
「ここ(駅構内)では尺八は吹けませんが、お気持ち
いただけましたら、このゲ箱に」と、入れていただいた。

それで、「若い方に話しかけていただけるとはうれしいですね」
と、天蓋をあげて顔を見せたら「ダメですよ」と。

さらに、尺八の現状など 話して、10/26の能楽堂公演の
チラシなど渡そうとしたら、彼の態度が一変した。

若者言葉で「軽いっすね。いやらしいっすね」と。

「“修行僧”ではなく“尺八家”のパフォーマンスか。
ならば布施するんじゃなかった」というように思われたようだ。

聞くと、彼はラオスに行って、小乗仏教を学び、托鉢も
体験しているとのこと。ホンマモンだ。

私の心の中の大半が、演奏会に向けて集客のための宣伝、
デモンストレーションという意識だったことは否めない。
そういう“欲”丸出しで 虚無僧をしていたことに、
脳天を叩き割られた感じ。

本当に、毎日の出会いから、いろいろ学ばせていただく。

がっくりして、中村公園の駅から家に向かってトボトボ
歩いていると、「あらッ」とご婦人の声。私の方を見て
挨拶される。
(はて、どなた様か?知らない方だか)「こんばんわ」と
近づいていくと「先日“九の市”で 吹いていた方ですか。
すばらしい音色で感動しました。でも どのように(喜捨)
したら良いのかわからなかったので、すみませんでした」と。

そのお言葉だけでうれしい。また元気を出して家路に
つくことができた。

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