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雅走草想

故洋子ママと話した 

2014年09月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 銀座高級クラブ「姫」のママで作詞家、直木賞作家の山口
洋子さんが6日、呼吸不全で亡くなっていたんですね。

  ブランデーグラス、よこはま・たそがれ

 作詞で思い出すのは石原裕次郎のブランデーグラス、五木
ひろしのよこはま・たそがれ、夜空など。

 内山田洋とクール・ファイブのボーカル前川清が歌った噂
の女、中条きよしのうそもそうだったか。

 私め実は山口洋子さんと電話でしゃべったことがあるのだ。
正確には「電話の山口洋子さんと話してみて」と言われてね。

 会社の先輩で、作家でもあるSTさんに飲みにつれて行か
れた時のこと。酔いが回ったSTさんが電話をかけ始めた。

  先輩が「姫」に電話

 どこにしているのかと思ったら、山形の飲み屋から、なん
と銀座の高級クラブ「姫」だよ。

 しばらく話していたが、突然私に「電話の洋子ママと話し
てみて」と受話器を渡された。私「えーっ! 急に」。

  「どんなもの書いて?」「恥かいてます」

 とにかく電話に出ると「どんなものを書いていらっしゃる
の?」。STさんの作家仲間と思ってるよ。

 とっさに私は「えー、いつも恥をかいてます」。洋子ママ
「オホホ、面白い方ね」。

 あとは話が続かず、STさんにバトンタッチ。会話はたっ
たこれだけだが、いまだに忘れられない。

 昨年1月に誤嚥(ごえん)性肺炎で入院し、入退院を繰り
返していたという。享年77歳とは早いね。合掌!

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