メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

むぅびぃ・とりっぷ

あのシーンだけがイイ「ベロニカは死ぬことにした」 

2014年10月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し







「私のヌード目的でもいいから、多くの人に観てもらいたい!」
と、完成試写の場で、真木よう子が言ったというのが「ベロニカは死ぬことに
した」という映画。

そして映画評論家の前田有一氏が「真木が女として最も美しかったのは、
7年前の初主演作でしょう」と、語ったのがこの映画だ。
しかし、みごとに「真木よう子」のヌードシーンのみが印象に残る作品で、
他には何も残らい。

そのヌードシーンはちょっと不思議な場面で、ハンサムなとてもきれいな顔
をしている男性に自分の全裸の自慰のシーンをみてもらう。男性もまるで
美しい風景でもみているような表情で、それをただ眺めている。
その見つめられている中で、真木はエクスタシーに達する。

ところで、この映画の内容。
平凡で退屈な毎日に嫌気がさした28歳の女性・トワ(真木よう子)が、ある
日薬を大量に飲んで自殺を図るが失敗する。目が覚めるとそこは、社会か
ら完全に隔離された奇妙な精神病院だったというところから、物語は始まる。

その奇妙な病院に居る人達がまた、現実感がない人達の集まりで、そこに
居る医者も看護婦も何もかもが、中途半端に嘘くさい。そして演じ方がまた
下手な舞台劇をみているようなわざとらしさ。

ところで、映画パーソナリティのコトブキツカサ氏は、役柄と真木よう子が
完全に一致(?)したと分析する。
「仲代達矢とケンカして『無名塾』を飛び出したり、男兄弟に囲まれて空手
を習っていたという男性的な部分がある一方で、誰よりも肉感的な女性の
一面を持ち合わせている。そんなアンバランスさが、不安定な状態のヒロ
インに合っていた」
との事だ。

ぼくには、この仲代達矢とケンカという点にひっかかった。それは大ベテラ
ンの誰もが名優と認める仲代達矢にケンカをふっかけるとは、相当に勇気
ある(鼻っ柱が強い)ことだ。

でも、それには後日談があった。

彼女が小学校2年生の時、天才子役といわれた安達祐実が活躍していた。
映画「REX 恐竜物語」で主演する安達祐実を見た時、真木よう子は女優
になろうと決心した。

真木よう子は親に女優になる夢を実現するために『無名塾』へ入りたいと告
げた。
すると父親が猛反対したのだが、彼女はそれに対して「無名塾に入れない
なら援助交際する」といって押し切ったのだ。

『無名塾』では、才能を見抜いた仲代からすぐに抜てきされたが、99年の
合宿中での事。
ある日、少しでも多く稽古をしたいと、日課である早朝の持久走を早くすま
せ発声練習を開始しようと集合場所にいち早く集まった真木に、『サボって
いるのでは?』と疑惑をもった仲代が真木に激怒し、一方サボってはいない
と激怒した真木が衝突。
そのまま無名塾をやめてしまったと言われている。

それ以降、仲代とは14年間会っていない。

しかし、“まな弟子”の将来を仲代はずっと案じていた。2013年7月、
スポーツ報知のインタビューに応じた仲代は、「真木さんにいつか会うとき
があったら『おめでとう』と伝えてくれないか」とメッセージを託した。
これは第38回報知映画賞表彰式で、「さよなら渓谷」で主演女優賞を受賞
した事に関して。 

思わぬエールに、真木は「エッ、仲代さんがそう言ってくれたんですか? 
すごくうれしい」とはにかんだ。「無名塾でお芝居の面白さとか、役者の
面白さを全部教えてもらった。いつかごあいさつができる日が来たら……
『ありがとうございました』ときちんと言いにいきたい」。

との事で、ケンカ別れで終わったままではなかったわけだ。

関連:この映画で泣けてビックリ「ヒステリア」

    「絞殺魔」と実在した超能力探偵者

    殺人犯の顔を忘れてしまった「フェイシズ」

    破滅へ向かう事件の歪み「黒いスーツを着た男」

    デ・パルマのルーツ的作品、「悪魔のシスター」

    みんな彼女に夢中「まなざしの長さをはかって」

    ライフ・オブ・パイの二つの物語の一つはいらない

    「噂のギャンブラー」の妙な軽さが気になる
 
    はまってしまいました「バタフライルーム」

    英雄(ヒーロー)の疑惑「フライト」

    もうグロでおなかイッパイの「ムカデ人間2」

    女教師「マドモアゼル」の孤独と屈折した不満

    

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ