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2014年10月25日 外部ブログ記事
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限界集落が消滅するとき

 以前にも紹介しましたが、私は岡山出身で、長男ですので今は他界した両親からの農地(田畑、山林、宅地)を相続しました。父がまだ存命のころ、既に農地は全て小作に出していましたので、父が元気な間に農地を売却してはどうかと勧めてきましたが、先祖からの土地だからとためらい保有し続けました。

 岡山出身とは言え、小学校5年生のとき、父の転勤で関西に引っ越して以来、本籍地が岡山というだけです。
場所は岡山駅からバスで20分ほどにある、岡山市に組み込まれた、農家20軒弱の居住する限界部落です。これまでも村の親戚筋が健在のころはいろいろ面倒を見ていましたが、父の代の方は鬼籍に入り、個人的に知っている農家は親戚筋だけで、こちらも私の世代で、農家を引き継ぐ子供はいません。

 超高齢化する地方の限界集落の典型で、岡山市にに近いことから、兼業農家を営むのは高齢者だけで、子供たちは都市部で働き、農業を引き継ぐ意思を持たないようです。このような現状に鑑み、一年程度前から、従兄(父の兄の子供)が同様に農地を相続し、岡山に住んでいることから、調査をお願いし、私の所有名義のすべての田畑、山林を一括、事実上対価なく売却できないか検討してきました。

 昨日面談の上従兄から結果報告を受けました。個別に田畑は農地委員会の了承があれば、名目的な価格で売却可能ながら、現在小作人がいない田や、山林を一緒には引き取り手がなく取引が不成立となりました。調査を進めると、農地委員会の承認を得た小作権は、相続の対象であり、小作権者が亡くなれば、その法廷相続人が権利を持つことになります。従って売買には権利を有することを知らない法定相続人を巻き込むことになり複雑怪奇な手続きが必要です。

 いずれにしても、耕作放棄地が増える一方で、限界集落はまさに消滅の時代を迎えています。増田代表が提示した創生会議の結論を待たずして、多くの弱小自治体が機能不全に陥るのではないでしょうか?
写真は近所の方から頂いた、秋の収穫物。

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