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こじまマルシェ盛会裏に終了 

2014年11月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 雨なら雨、晴れなら晴れ、お天気にこだわらない逆らわないのがセンター流。あるべきものがあるように
自然に推移する。これも私がやって来たセンター流。むろんこれは私の考えであって誰彼に押し付ける
つもりはない。

 何事によらず完ぺきを目指せば目指すほど、それ相応の準備が必要だ。その分、全てが旨く行くかと言うと
必ずしもそうではない。安全を期すことはむろん必要なことだが、それ以上のことは求めない方が良い。
どうせ人間のやることは隙間だらけだし、完ぺきと言うものはあり得ない。こちらが万全の態勢だと考えて
いても、思わぬところがほころんで事故と言うこともないわけではない。努力だけはして、その上は運を
天に任せるしかない。

 さて、今回の「こじまマルシェ」は、ある若い女性の取り組みを見て始まった。フリーマーケットを
中心とする人の集まりだったのだが、その集まりが実に自然で良かった。肩肘を張ったものではなく
何となく呼びかけに応じて、それに賛同するものが集まったと言う感じであった。お店でせかせかと
必要なものだけを買いあさると言うのではなく、子連れでもお店の人とゆっくり会話を交わしながら
ショッピングを楽しみたいと言う発想から始まったものであった。

 一方、私の目指していたものは昔の市場のようなものであった。家で作ったものを路上で売ってお金儲けを
した。いわば市場の原点のようなものを考えていた。その昔、経済と言う制約のない物々交換のようなものが
生活の原点であった。今の経済は金が全てである。そこに人の思いや感情の入り込む余地はない。

 しかし、もともと私たちは自分で物を作り、作ったものを食べて生きてきた。少なくともお金と言うもの
が持ち込まれるまでは、それが当たり前の生活だった。それがいつの間にか人がお金を支配するのではなく
お金に人間が支配されるようになっていった。人間が生きていく上で、お金が絶対に必要かと言うとそうではない。

 現に今も貨幣経済の埒外(らちがい)で生き生きと生きている人達がいることを見ても明らかであろう。
彼らは食べることに重きを置いていない。食べることは生きていくための手段であって、食べることを
目的にはしていない。食べたいときに食べ眠りたいときに眠る。食べることに重きを置かない生き方は
有り余るほどの自由な時間を手にしている。

 その自由な時間を互いの友情を確かめたり親子の絆を深めるために使っている。日常の大半は自然に目が
向いている。森の豊かさを眺め、空の青さを楽しんでいる。自然の懐にぬくぬくと包まれ心豊かな生活をしている。
縄文人も同じような生活をしていた。巡りくる季節を楽しみ、自分を飾るや絆を深めることに多くの時間を
費やしていた。

 自然は搾取さえしなければ実に豊かだ。縄文人の釣り道具を見たことがあるだろうか。魚や動物の骨で
作ったという釣り針は実に荒削りで粗雑なものだ。そんな釣り具でさえも魚を釣ることが出来たぐらい
魚は豊富だったのである。こうした産物を金儲けに使わなかったからである。必要な時に必要なだけ捕まえる。
それで十分だったのである。だから魚も人を恐れることなく、更に調和と言う中で適正な数が維持されていた。

 自然があるべき姿に戻りさえすれば人間が下手に手を加えなくても海の資源も山の資源も増えてくる。
海に魚が少なくなったのは少なくとも自然のせいではない。人間が自然を搾取し壊してきたからだ。

 さて、今回の「こじまマルシェ」は、雨天だったとはいえ大勢の人が来てくれまずまず成功だったと言えよう。
目的は単にものを売ると言うことではなかった。出店してくれた多くの人達もそう考えていたはずだ。
その証(あかし)に、尋ねた人は一様に楽しいと言ってくれた。何となく醸し出されたその雰囲気が良かった
のではないだろうか。むろん、不平もあっただろう、不満もあったかも知れない。そうしたものを引き算した
上でも、なお有り余る何かがあったのではないだろうか。

 これがマルシェ、つまり昔の市場の原点である。人々は無意識のうちに自然へ戻ろうとしている。今までの
生き方の中に何かしら満ち足りないものを感じている。その何かがつかめないで心が泳いでいる。私は今回の
マルシェを通じてそうしたことを発信したかった。

 どうやら私だけでなく多くの人がそのように感じ、形こそ異なるものの同じようなイベントが各地で行われて
いるようだ。いつかこうしたイベントが一緒になって大きな輪になっていくことを心から望んでいる。

 最後になったが協力してくれた多くの仲間に感謝を伝え、「こじまマルシェ」を締めくくりたいと思う。
ありがとう・・・・。

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