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たかが一人、されど一人
量より質
2014年11月11日
テーマ:テーマ無し
社会人になって14年目の1976年(昭和51年)、個人的には所帯を持って子供も二人生まれ、何となく落ち着いた感じが出てきてたし、日本全体も敗戦の傷跡がすっかり拭われて、先進国の雰囲気が出てきていたように思う。外国から言われたか自嘲気味に自ら称したか知らぬが、住宅事情を兎小屋住まい等と称されたり、アメ車にはかなり見劣りがするにしても、1000?前後の自家用車も普及しだしていたし、日本車がアメリカにボチボチ輸出されるようになっていた頃のことである。アメリカ西海岸にあったシンクタンク(スタンフォード・リサーチ・インスティテュート)の講演で聞いた話の一部が、未だに強く印象に残っている。「Quality of Life 」今ではよく耳にしたり目にしたりするが、初めて聞く言葉だった。既に1家に1台自家用車があるアメリカで、これから問われること或いは人々が追及すべき概念は「生活の質の向上」であるべきとのことだった。即ち物事を量的な面で、これ以上追及することより質的なことを考えなさい。住宅が大きいことと小さいことの違いがあなたの生活に与える影響、特に精神的な面で思えば大差は無いでしょう。そんな内容で印象に残っているし、今でもその通りだと思っている。最近日銀と政権が得意気に行っている自国のお金の価値を自ら下げる政策を見るにつけ、今の日本人全体が質より量を追い求めすぎていることを嘆かわしく思わざるを得ない。国でも家庭でも人口が減りつつあるのだから、どちらに於いても経済活動が拡大していくことは考えにくいと思う。スタンフォードの講演でも、今後特に問題になるのは「empty nesters」(子供が巣立った家に住む夫婦)の「Quality of Life 」と指摘していた。我が家の問題はさて置くとして、国の経済も企業経営もこの社会的大きな構造変化前提にものを考えてみてはどうだろうか。企業面で言えば、売り上げや生産コストの量を慮って生産拠点を海外に移してまで、売り上げを拡大し、利益を確保する考えが主流だが、この追求がエンドレスに可能である筈は無い。たまにはと言うべきか、瞬間的には予想以上の効果を上げる企業もあるだろう。でも聞いていて疲れてしまうのだが、当事者も疲れてしまわないだろうか。先日テレビで東北の米つくり農家で対照的な二人を取り上げていた。一人は50ヘクタールの大規模経営農家、他方は正確な面積は知らぬが小規模ながら手作りに徹して日本一高いコメを生産する農家。前者の売り上げは後者に比べて恐らく数十倍になるのだろう。しかし前者は米価の下落でまるで儲かっていないが、後者は昨年以上には儲けがあるようだ。どちらにもそれなりの企業哲学があってのことだろう。前者が悪いと言う心算も無いし、彼は農産品が自由化される今後に期して自信を示していた。よく似た話はスイスと我が国の時計産業の比較で取り上げられる。スイスの時計業界には200社以上の企業があり、合計する時計の生産量は日本より遥かに少ない。日本は精工舎やシティズン等の数社で遥かに多数の時計を生産しているが、合計する収益はスイスより少ないそうだ。生活の質とは異なるが産品の品質についても一考する価値があると言うことだろう。昨夜も婆さんと話したのだが、婆さんの母上が90歳にして元気なのは、何でも自分のやりたいことをやりたい時にすることにある。何事も几帳面に過ぎるのは健康によくない。と暗に小生を非難めいて話していた。急に飢え死にするほど困っていなければ、少し気楽な生活をするのも善いだろう。言われてみればその通りかもしれない。生活の哲学は故人の暮らしを豊かにする所以だろう。国の経済政策も根底にあるのは哲学の問題ではなかろうか。この辺で落ち着いて考え直してみることを薦めたい。
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