メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

映画が一番!

わが母の記 

2014年12月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は「わが母の記」。
BSプレミアムで2014年12月9日(火)21:00〜放送。
2012年4月に見た時の感想文です。

原作は井上靖、彼が68歳の時に書いた自伝的小説。
読まれた人も多いでしょうね。
撮影が井上靖邸で行われているので、より生活感があり
井上靖のゆかりの場所でもある伊豆などオールロケで
撮影するなど、俳優と相まって、いい映画になっています。

キャッチコピーは
”たとえ忘れてしまっても、きっと愛だけが残る”。

昭和34年。小説家の伊上洪作(役所広司)は、
父・隼人(三國連太郎)の容態が思わしくないので、
湯ヶ島の両親の家へ見舞いに行く。
持ち直した父を見て、東京へ帰る彼の後を追う
母・八重(樹木希林)は
”お父さんたらね、死亡通知をくどくど書くなって”と
何度も繰り返す言葉に洪作が母親の異変に
気付いた最初のことだった。

東京の自宅では、妻の美津(赤間麻里子)、
長女の郁子(ミムラ)、二女の紀子(菊池亜希子)が、
伊上の新作小説にせっせと検印を捺している。
それはベストセラー作家の家族の大切な仕事。
ただ、三女の琴子(宮崎あおい)の姿はない。

昭和35年。父亡き後、伊上の妹・桑子(南果歩)が
母・八重の面倒を見ているが、
八重の物忘れはますますひどくなっていく。

昭和38年。八重の誕生日に、川奈ホテルに集まる一族。
伊上のもう一人の妹・志賀子(キムラ緑子)、
夫の明夫(小宮孝泰)、運転手の瀬川(三浦貴大)、
秘書の珠代(伊藤久美子)も参加してのお祝い会。

だが、八重の記憶はさらに薄れていた。

洪作と琴子の会話が印象的でした。
洪作が子供の頃読んだ本を見て、琴子は

”お父さんの初めての愛読書?”
”その絵本を始めて読んだのは5歳だった。
 声を上げて泣いたよ”
”いつか自分も母親と別れなければいけないという、
哀しみに耐えかねたんだね。11歳で読み直してまた泣いた。
その時は土蔵のばあちゃんとの、別れが近かったからな”。

洪作と母・八重の間には確執があった。
洪作は母に捨てられたと思い、
”本質的に僕はおふくろを許してないよ”と言う。

八重の消え去る記憶の中で、
唯一消えなかったのはわが子への愛。
それは母の必死の願いだった。

50年の時を経て明かされる真実とは?

我々もいつかは辿る道。
我が身に置き換えて見ると、より真実味があり
何だか哀しみが湧いて来ますね。

樹木希林の演技は素晴らしかった。
第36回日本アカデミー主演女優賞を受賞しました。



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

おはようございます!

yinanさん

明かりさん、

同じように時間が足りません、
観ててもディテールを忘れているので、
何回も観るハメになっています。
樹木希林の演技は地でいってるのではと思ったことでした。

風香さん、

私の母も認知症で困りましたが、今は意識不明で
胃瘻でまだ生きながらえています。
それを見ているので、認知症にならないようにと
このブログを書いて、ささやなか抵抗をしています。

タンポポさん、

よく覚えていらっしゃいますね。
5月に紹介しているので2回目です。
観ていても又、観てその都度、感動している自分がいます。
シニアの皆さんは同じように高齢の親を持ち、
同じ悩みを抱えていますね。

2014/12/09 06:10:13

何度でも

さん

観たいと思う作品ですね。
こちらでも今年2度目の紹介でしょうか。
良い作品は何度観ても、その都度いいな・・・と思います。

高齢の両親が認知症の今、目を逸らしてはいけませんね。

2014/12/08 20:49:10

ありがとうございます

さん

素敵な映画のご紹介を感謝です。
自分の母もいつか、とか、自分は?とか考えてしまいます。

2014/12/08 16:39:48

見ます!

さん

いつも、映画のご紹介感謝です。
これも絶対見なければ。
時間がいくらあっても足りません。
希林さんて本当良い女優さんですね。
明日は居酒屋の日、録画だわ。

2014/12/08 14:18:19

PR







上部へ