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「こやんぴ」のぶらりお散歩ブログ
ケサランパサラン その2
2014年12月15日
テーマ:koyampiの植物あれこれ
「ケサランパサラン その1」の続きです。
さて、「その1」の写真は、一体なんなのでしょうか?
答えは、ガガイモの実。
夏にギザギザ縁取りの小さな花を咲かせる植物です。
少女のように可憐な花からは想像もつかない無骨な実を付けること、そして、12月ともなると、すでに葉が枯れ落ちていることから、この実の正体がガガイモのそれとは分かりにくいんですね。
固く閉じていたこの実が、この時期になると、ぽか〜んと口を開けるようになります。すると、中から、銀色の何ものかが顔を出してくるのを、草薮のあちらこちらで見かけるようになります。
風が吹くと、銀色で長い「付けまつ毛」をたくさん付けたレディ・ガガイモの種が、次から次へと飛び出してきます。
実の中では折りたたんでいた「付けまつ毛」を半球状に開き、頼りなげにも見える超軽量級の種は、風にふわりふわりと乗りながら、新天地を目指して旅立っていくのです。
なかには、そそっかしいレディ・ガガイモの種がいるものです。適当な土の上に着地するのに失敗し、なぜか、人家に飛び込んでくる。
飛びこまれた家の方は、びっくり仰天。
ふわりふわりと家の中を飛び回るので、
「昆虫? タンポポの種? いや未確認飛行物体だ! 」
と大騒ぎになります。
ほんのわずかな気流の乱れに乗って、ふわりふわり、ぷかりかり。
「Ce qui sera, sera」」(なるようななるさ)とフランス語で呟きながら、行方定めぬ旅をしているかのようです。
人によっては、何か、幸せをもたらす不思議なものと思うようです。
大事に桐の箱にしまい、家宝にしたりします。
うちの母がそうでした。
(当該koyampi家の秘宝は、残念ながら、現存しておりません。)
昔から、植物なのか動物なのか得体のしれない、例えばガガイモの種のような物体のことを、「ケサランパサラン」と呼んで珍しがっていたようです。
語源についても諸説があり、定説がないこともあって、夢と謎を運んでくる「種」と言えそうです。
実際、写真の種も、微かな風に反応して動き回り、まるで動物です。
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昔 騒がれました
幸せを運ぶ 不思議なもの と。
箱に入れておくと、自然に増え、持ち主にはラッキーと言われました。
と、言うのも、テレビ番組で取り上げられていたのを見ました。
2014/12/15 23:33:43