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冬の華 

2015年01月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、今晩は〜!
今日の映画紹介は「冬の華」。
BS朝日で2015年1月9日(金)19:00〜放送。

”霧笛が憶い出させる15年前のあの冬の日の出来事”
で始まり、過去を背負った男と少女の、
宿命の出会いと別れを描いたロマン大作との
キャッチフレーズにタイトルの「冬の華」と
来れば文芸作品と思ってしまいます。

ところが、高倉健演じる義理堅い昔気質のヤクザが
暴力団抗争に巻き込まれていく映画と言いたいところですが、
観るとわかりますが、普通のヤクザ映画ではないですね。

関東の東竜会幹部、加納秀次(高倉健)は、
会長を裏切り、寝返った松岡(池部良)を
”見逃せてくれお前と長い付き合いじゃなか、娘がいるんだ”と
哀願する松岡を殺害する。

罪悪感に加納は3歳になる松岡の娘・洋子を
舎弟の南(田中邦衛)に託して服役する。
服役中、加納は「ブラジルにいるオジさま」と偽り、
洋子(池上季実子)と文通を続けその成長を見守っていた。
やがて、刑を終え出所した加納は足を洗うつもりだった。

親分の坂田(藤田進)はやくざ稼業に疲れて、
絵画の収集に夢中になっていた。
”どうだ一家をはる気はあるか”
”おやじさん、迷っているんです”
”足を洗おうかと思っているんだろう”と
理解を示すのだった。

だが、その親分が子分の山辺(小池朝雄)の
裏切りにより暗殺される。
加納は山辺を始末する決心をする。

”そうするより、しょうがねぇと思ったんだ、
何とか、見逃しちゃくんねぇか、
お前とは、長ぇ付き合いじゃねえか、
ガキがいるんでぇ、何とかなんねぇか”と
泣きつく山辺を刺殺する。

2度も組織や親分のために加納は犠牲になるのだが
何故、どうして、ここらの心理が判らないですね。

私が気に入ったシーンは
馬車道の喫茶店コンチェルトで
洋子をそっと見守る加納。加納に気が付いた洋子が

”おじさま?そうでしょう”
”お嬢さん、何かの間違いでしょう”と
静かに去って行く加納。

ただ、脚本が倉本聰なので、クラッシクの
チャイコフスキー(ピアノコンチェルト第1番)に
シャガールの絵に、加えて足長おじさん役の健さんと
ロマンス風に仕立てているので単なるヤクザ映画に
なっていないのがユニークです。
それに、クロード・チアリ作曲の
抒情的なギター曲が場面を盛り上げています。
1978年(昭和53年)制作。監督は降旗康男。



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こんにちは〜!

yinanさん

藤の花さん、

BS朝日は健さんの映画、3連発で
この後、10日(土)に「あなたへ」が放映されます。
ノーカット版ですから、健さんの最後の出演作です。
観て下さい。

2015/01/09 11:53:27

ポッポヤ

藤の花さん

今日午後、録画していたぽっぽやを見てましたよ。

2015/01/07 19:26:41

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