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サッカー日本代表・「サッカー解説者のたわ言」 

2015年02月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:スポーツ

日本語に、戯言という言葉がある。たわごとと読む。戯言(たわごと)とは、デジタル大辞泉に曰く。

 たわけた言葉。ばかばかしい話。また、ふざけた話。「―を聞くほど暇じゃない」「―をぬかすな」

 しかし、日系ブラジル人二世のシニアには、戯言(たわごと)の意味が分からない人がいるようである。何十年も日本でサッカーに携わる関係者であれば、戯言(たわごと)の意味を理解し、発言してもらいたいものだ。


 2015年1月23日、サッカーのアジアカップ(アジア杯)の準々決勝で、日本代表は、UAE代表と対戦した。前半7分に先制点を挙げられた日本は、後半36分に、後半途中から出場した柴崎岳選手が同点弾を決めたが、延長でも決着がつかず、PK戦の末に敗れた。

 この結果に対し、2015年1月24日、サッカーキングの配信ニュースは、アジアカップ敗退…セルジオ越後氏、露W杯出場を危惧「日本全体で自覚を」、と題し、セルジオ越後氏のコメントの中身を掲載している。

 しかし、氏のコメントについては、「サッカー解説者のたわ言」としか受け取れないから、以下にセルジオ越後コメントとして掲げ、感想を述べさせてもらう。

 セルジオ越後コメント?「中2日でけが人やコンディションが万全じゃない選手を使った。不動のメンバーを使った結果だね」「相手は日本とのレベルの差を考えた試合をしてきた。それを打ち破る戦いができなかった」

 UAE代表が「日本とのレベルの差を考えた試合をしてきた」のは、そのとおりであるが、日本代表が「中2日でけが人やコンディションが万全じゃない選手を使った」とは思わない。

 「中2日」は、コンディション調整上、厳しいが、「中2日」のスケジュールは、普段の試合でもあり得ることで、大会が始まる前から分かっていることである。「不動のメンバーを使」うのは、至極当然である。

 「中2日」、選手のコンディション等を監督が考えた結果、不動のメンバーを起用したこと自体に、何ら問題はない。

 セルジオ越後コメント?「香川が代表で何百日ぶり(編集部注:ヨルダン戦で228日ぶり得点)にゴールとかがニュースになることがおかしいよ。香川以上の結果を出す選手はいないの? 香川のためにも代表を外すことを考えなきゃいけなかった。競争すること、這い上がろうとすることで香川も成長できるんだからね」

 香川真司選手については、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会時のどん底から、徐々にではあるが、回復してきていたと言える。

 香川真司選手の最近のポジションは、得意のトップ下ではなく、インサイドハーフであるが、アジア杯では、試合を進めるにつれ、活躍の度合を高めてくれた。その結果、UAE戦直前のヨルダン戦で代表9戦ぶりのゴールに結実している。

 であれば、W杯後、香川真司選手を起用し続けてきたのは、正解である。

 セルジオ越後コメント?「メディアにも責任がある。良い時は良い、ダメなときはダメと厳しく言わないといけない。結果が出ていなくてもテレビやCMに出るしね。ダメな時は試合に使わない、そうすることで成長につながるんだよ」

 「メディアにも責任がある。良い時は良い、ダメなときはダメと厳しく言わないといけない。」とは、驚きである。メディアは、表現の違いこそあれ、サッカー日本代表の試合ぶりに対し、「イイときはイイ、ダメなときはダメ」と論評している。それをしないのでは、メディアって何なの、となってしまう。

 「結果が出ていなくてもテレビやCMに出るしね」とは、笑止千万である。たとえ、結果が出なくても、日本中のサッカーファンは、サッカー日本代表の成長の可能性を信じ、応援している。であれば、激励や応援の意味合いも込めて、テレビやCMにお呼びがかかるのは、自然の成り行きだ。

 セルジオ越後コメント?「今回の結果を見ても、次のロシア・ワールドカップに出られない可能性だって当然ある。選手、協会、メディア、ファン、日本全体で自覚を持たなければいけないね。日本のメディア、日本サッカーの組織を見直す必要があるよ。今回の敗退をプラスにするには、そういった検証をしっかりとすること。ワールドカップの後にはやらなかったんだから。良い薬になったんじゃない」

 「次のロシア・ワールドカップに出られない可能性だって当然ある。」は、そりゃ、その可能性はないわけではない。だから、サッカー日本代表の今後における成長のために、どうあるべきかは、大事なポイントである。

 しかし、「日本のメディア、日本サッカーの組織を見直す必要があるよ。」は、ないだろう。ましてや、セルジオ越後氏というブラジル人から「日本全体で自覚を持たなければいけないね」なんて、言われる筋合いはない。それこそ、大きなお世話である。
 

 何年か前まで、テレビ朝日のサッカー解説者は、名波浩、松木安太郎、セルジオ越後の三氏であった。なぜ、名波浩、松木安太郎の二氏だけでなく、セルジオ越後氏が加わっているのか、どう考えても理解できなかった。

 それは、サッカー解説を聴いていると、この爺さんは、自身の定見を持っていないからだ。いつも、「名波さん、名波さん、これはあれですよね」、「これはあれで、これですよね、名波さん、名波さん」ってな調子である。

 常に、「名波さん、名波さん」と確認し、同調を求める。そのくせ、松木安太郎氏に声をかけることはない。これじゃ、テレビ朝日のサッカー解説者は、名波浩、松木安太郎の二氏だけでいい。

 私は、その当時、サッカー日本代表の試合がテレビ朝日とNHKの両方で放送されるときは、いつも途中でチャンネルをNHKに切り替えた。名波浩、松木安太郎の二氏の解説は、的確であり、聴いていたいが、「名波さん、名波さん」には閉口するからだ。

 幸いなことに、最近は、テレビ朝日のサッカー解説者は、中山雅史氏と松木安太郎氏であり、「名波さん、名波さん」はいない。

 なにかと問題が多い最近の朝日新聞とテレビ朝日であるが、サッカー解説者に「名波さん、名波さん」がいないことは、数少ない、評価できることの一つである。



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