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最高の環境で・・。 

2015年03月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:音楽

私が、仕事をリタイヤして暇になったのを機に、二人の同世代の友人達が、私の処へ、ピアノのレッスンに通い始めた。

と言っても、ひと月に一回の頻度である。

いつも二人合同のレッスンで、午前中に一人、お昼には一緒にランチに出かけて、午後にもう一人。

シニア三人が、ピアノを弾いたり、おしゃべりをしたり、共に一日を過ごすといった、レッスン風景である。

月一だから、成立しているとも言えるけれど、もう数年続いている。


元々は、当地で参加していた、英会話クラスのお仲間だった。

一人は、結婚以来、ピアノからすっかり遠ざかっていたという、忙しい毎日を送っている女性。

一人は、出会った時に丁度、ご主人からグランドピアノをプレゼントされた、と話題になっていた、やはり忙しい開業医夫人。


私にとっては、まず同世代の親しい友人ができたことが楽しかった。


そして。

私が、何かにつけて、「ピアノは本来、自分の楽器を持参して演奏できるわけではないので、ラッキーなことに、最高の環境に出会うこともあります。普段からそれをイメージして、音の響きを作りましょう」と繰り返すものだから。

一人が、「でも、最高の環境と言われても、そんな経験もありませんし・・」と言うので。

「では、コンサート会場を借り切ってレッスンしてみませんか?」と提案してみた。


私が当地に来て、最初にリサイタルをしたホールは、中々良い響きであった。

当時教えていた大学の学生たちも、こういう場所で一度弾いてみれば、どの様に美しい音を出そうかという感覚に、目覚めるのではないだろうか、と思った程だった。

リハーサルとして使う場合、平日の午前中なら使用料も大したことはない。


まあ結局、学生たちの行動範囲を超えていたのか、実行した話は聞かなかったのだが。


でも、さすがシニアレディは、経験豊かだし実行力がある。

早速その場で、ホールに予約をいれたのだった。


ステージの上で、コンサートグランドのピアノから、自分の美しい音が出てくるという経験は、客席が無人であっても、多分二人にとって、大きな自信につながったのではないかと思う。


数か月後に、私が他のホールでリサイタルをした時にも、リハーサルの際にちょっと弾いてみませんかと声を掛けてみたら・・。

その場には、マネージメントの人も居合わせたけれど、二人は経験の重みは替え難いという感じで、快く参加した。


その二人が、今、来月の本番に向かって、ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」を準備している、お相手である。

今年で、ピアノデュオの本番も、4回目を迎える。

シニア・レディの、迫力だろう。



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シニアライフも、楽しいですよね

シシーマニアさん

Reiさん、おはようございます。

コメントありがとうございました。
Reiさんのブログを読んで、思い出したエピソードです。
シニアの人達は、経験が豊かなので、ホールを借りる等ということにも思い切りが良くて、楽しいです。

Reiさんも、ピアノを再開されては如何でしょうか。

2015/03/08 08:36:33

楽しそう

Reiさん

シシーマニアさんのようなサロン風のピアノレッスンなら、ぜひ私も通ってみたいです♪

以前、グランドピアノを弾かせてもらったときに、その響きに驚きました。
自分のピアノが上手にきこえました!?

コンサートをするホールでの練習なんて、夢みたいです。

近ければ、ぜひコンサートに行ってみたいものです。

2015/03/07 20:57:20

シニアになると・・。

シシーマニアさん

SOYOKAZEさん、こんにちは。

コメントありがとうございました。
年齢を重ねる事で、楽しいことが増えてくるのは、嬉しい限りです。

ピアノデュオというのは、二人でピアノを弾く形態です。
一台のピアノで弾く場合は「連弾」二台で弾く場合は「ピアノ二重奏」と言われることが多いです。

私達は「連弾」という響きを避けて、大人っぽく、「ピアノ・デュオ」と名乗っています。

2015/03/07 15:56:02

すごい!

さん

こんにちは。

コンサートホールで練習ですか?
それは、若い人には中々できないことですね。
生活にゆとりがなければ不可能です。

それに、気後れもするでしょうね?
勿論、それができたら!と夢の様に思うでしょうが。

コンサートの本番はどちらで、いつでしょうか?
まだ、ピアノデュオという演奏形態を聞いたことがないのです。

2015/03/07 13:42:07

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