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津軽の高橋中華そば店は日本一・「店主はどんな人?」 

2015年03月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:ラーメン

青森県の津軽衆は、ラーメン好きが多い。ゆえに、津軽は、ラーメン屋が多い。

 津軽のラーメンは、基本は、煮干しの醤油ラーメンである。

 イワシの煮干しの粉末が醤油と絡み、これに魚介系出汁(だし)の旨みが加わり、溶け込んだスープ。麺は、チヂレもあれば、ストレートもある。麺の太さは、そうめんみたいな細麺はなく、普通麺か中太麺だ。

 中でも、濃厚煮干しラーメンの元祖は、弘前市にある高橋中華そば店であり、津軽ラーメンのチャンピョンだ。全国でラーメンオタクを自認する、あまたの人々の中で、弘前の高橋中華そば店を知らない者は、もぐりだ。

 濃厚煮干しの中華そば一本で大繁盛している大人気店である。東京から高橋中華そば店のラーメンを食べるだけのために、飛行機で青森空港に降り、弘前にタクシーを飛ばすファンがいるほどだ。

 営業時間は、水曜日が定休で、午前11時から午後4時までだが、売り切れ次第終了である。

 イワシの煮干しの濃厚粉末が醤油と絡み、これに魚介系出汁の旨みが加わり、溶け込んだ粘度のあるスープ。無カンスイの独特にチヂレた自家製麺がまたいい。

 これが高橋中華そば店の濃厚煮干しラーメンであり、その味たるや、日本一のラーメンである。
 

 
 事ほど左様に、津軽のシニアブロガーは、高橋中華そば店の濃厚煮干しラーメンに惚れ込んでいる。が、弘前に住んでいるわけではないので、たまにしか食することができない。だから、無性に食べたくなる時がある。

 高橋中華そば店については、日本一のラーメンであること以外には、何も知らない。高橋中華そば店のホームページも見当たらないし、知りようがないからだ。

 まあ、日本一の濃厚煮干しラーメンでありさえすれば、あとは何も知らなくていいんじゃないの。とも思うが、津軽のシニアブロガーとしては、全国のラーメン好きのみなさんに、日本一のラーメンについて情報提供したい。ブロガーの使命感が強いのだ。

 そうしたら、2015年2月20日、青森県の地元紙である東奥日報の夕刊一面に、「あおもり輝き人」の29回目として、高橋常夫さんが載った。津軽煮干しラーメン ファンの「聖地」に、とのタイトルが付いている。

 高橋常夫さんとは、弘前の高橋中華そば店の店主である。彼を紹介するのは、夕刊一面の大半を占める貴重な記事だ。

 今回の記事を参照させていただきつつ、全国のラーメン好きのみなさんに、日本一のラーメンについて情報発信し、津軽を盛り上げることの一助としたい。

 
 まずは、津軽の高橋中華そば店は日本一・「店主はどんな人?」である。

 新聞記事によれば、高橋常夫さんは、1940年つまり昭和15年、弘前市生まれの74歳である。家業の靴店や会社員を経て、1982年、昭和57年に、42歳で高橋中華そば店を開店した。脱サラして、42歳でラーメン屋を始めたわけだ。

 弘前市の中央部に位置する萱町(かやちょう)の自宅で開業し、そこで20年営業した後、弘前市郊外の撫牛子(ないじょうし)にある現在の店舗に移転している。現在地では、12年になる。

高橋常夫さんが脱サラして42歳でラーメン屋を始めた動機は、「日本のどこにもないラーメンを作ってやろう」だ。

 イワシの煮干しの濃厚粉末が醤油と絡み、これに魚介系出汁の旨みが加わり、溶け込んだ粘度のあるスープ。独特にチヂレた自家製麺。これを文学的表現で表せば、「煮干しの濃厚粉末の大海に、チヂレ麺が沈んでいるが、よく見えない」となる。

 これは、確かに、「日本のどこにもないラーメン」だろう。

 そして、高橋常夫さんは、ラーメンの作り方について語る。驚くことに、「料理人の方々から見たら、我流でおかしいと思います。専門的に調理を学んだこともないし、会社員をやめて何も知らないゼロからの出発ですから。」と言って豪快に笑うのだ。

 新聞記事の写真で初めて見る、御年74歳の高橋常夫さん。誰かに雰囲気が似ている。誰に? 

 彼だ。俳優の角野卓造(かどの たくぞう)に似ている。そう、テレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の中華料理店「幸楽」のマスターである。「幸楽」では、ラーメンが大看板商品だ。

 「渡る世間」の風雪に耐えてきた結果、「幸楽」の角野卓造マスターの髪の毛は、今や風前の灯火である。

 対する高橋常夫さんも、角野卓造マスターに優るとも劣らない。それは、津軽の風雪に耐え、時代を築いた証の一つである。



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