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えりの日記帳

不来方の青い空(3) 

2015年03月21日 外部ブログ記事
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小学校に入学後も、次男は熱を出したり下血をしたりして、度々硬化療法のために入院しました。
「今のまま(脾臓が大きいまま)では、食道静脈瘤に対してモグラ叩きをしているような状態です」
「血小板も5〜6万になっていますし、思い切って脾臓塞栓術をしましょう。8月12日に入院してください」と、言われたのは、平成4年の8月に入ったばかりの暑い日のことでした。
「とうとう、来るべきものがきた・・・」と、私は悩みました。
脾動脈塞栓術は、とても辛い治療だと聞いていました。高熱が出て、転げまわるほどの痛みだと聞いていました。
「脾臓の破裂、塞栓部に膿がたまる、という合併症もあるらしい」と知らされました。
「今こんなに元気なのに、万一、合併症が出たら・・・どうなるのか・・?」と、入院当日まで私は悩みました。
そして、とうとう不安なまま、8月17日、約1時間で「脾臓塞栓術(PSE)は終わったのです!
次男は、針を刺した方の足を伸ばしたまま紐で固定され、仰向けに寝かせられていました。
「お腹が痛い!」と何度も私に訴えるので、看護師さんに言って痛み止めの座薬を入れてもらいました。
次男は何度も動き、横を向いたりするので、私は一晩中見張っていなければなりませんでした。
翌日、足の付け根を消毒してもらいました。
「気持ち悪い、吐き気がする」と訴えるので、吐き気止めも飲ませてもらいました。
昼過ぎになって「丸1日経ったので、もう手足を動かしても横になって寝てもいいですよ」と言われて、ほっとしました。
ところが、二男は夕方から「お腹が痛い!痛い!」と言い、痛み止めや眠り薬を入れてもらうのですが、「全然効かない!」と泣きます!
私は、一晩中、次男の御腹をさすり続けました。
20日、朝から続けて六回も血便が出ました。
「脾臓の動脈を詰めたので、隣り合わせの胃の動脈が圧迫される。その結果、血流が悪くなり潰瘍が出来て出血したのではないか」と主治医から言われました。
二十四日、昼から三分粥が出て、次男は1週間ぶりの食事に喜びましたが・・・まだお腹の痛みは消えません。
26日、昼食を抜いてCTを撮りました。その結果、脾臓の8割が詰まっていると言われました。
31日、歩いてトイレに行くことを許されました。
そして、9月18日に「無事に退院の日を迎えました」
その頃には、5〜6万しかなかった血小板が、約4倍にも増えていたそうです。
「絶対に良くなるんだ!治りたい!!」という次男の強い意志があったからこそ、この日を迎えることが出来たのだと思いました。
 
 
 
 
 
 

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