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のびたの日記

叱られて 口には出さぬが眼に涙 

2015年03月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



童謡の 叱られて この一節にある歌詞 口には出さぬが眼に涙
なんだか人生の中でも こんなシーンが数々あったような気がする
そして誰しもが そんな想い出があろう
 

 
昨日は 墨田のうたごえ講座 私は少しは講師らしく?ピアノ伴奏だけでなく曲の解説をする
例えば 平城山(ならやま) 北見志保子の短歌2遍に平井康三郎が曲を付けたものである
志保子は帝大出の夫の主宰する夫の弟子と恋仲になる 言わば不倫の愛である
 
夫との軋轢を経て協議離婚するが 世間は当時冷たい 相手の父が立腹して彼を留学させる
この時の心情を 平城山にあって 古事記に描かれる仁徳天皇の皇后に重ねて詠んだ
天皇は磐之媛(いわのひめ)皇后の旅行中に新しい女性を迎え入れてしまったのである
 
現在の京都と奈良の県境にある平城山 ここで天皇の迎えを待つが会うことは無く果てた
人恋うは 哀しきものと 平城山に もとおり来つつ 堪えがたかりき
いにしえも つまを恋つつ 越えしとう 平城山の道に なみだ落としぬ
 

 
短調の琴の音に似あう もの哀しい曲 私も大好きである
そして 叱られて 童謡の中でも好きな曲だ
添乗員をいている時は 何度もこんな想いをしたものである
 
自分の力ではどうしようも出来ないことを お客様に強要されたり責められる時だ
殆どの方は 私の仕事ぶりを見て 寛容の心で見てくれる
そんな時 ハーモニカで こんな曲を演奏して詫びたりする
 
それまで怒っていたかたも 心が鎮まり 多くのお客様が感動の拍手をしてくれた
そんな想い出と もう一つ ふるさとの話を良く紹介する
私の故郷は 信州の山奥 電気も無ければガスも水道も無い バスも見た事無い
 

 
有る程度 恵まれた家は 電気もあるし ラジオも有った
我が家は何も無い 茅葺きの粗末な家は 雪が降れば家の隅が積っていた
夜はランプ このホヤは 一晩ですすけて真っ黒になる 毎日すす磨きである
 
灯油が切れると 一升瓶を背中に背負って 山を越して向こうの街へ買いに行く
そんな暮らしである 兄が昔の私を思い出して良く言った
お前はなぁ 叱られると必ず山の中へ入って行く でも必ず何かを採ってくる
 
悲しみを 何かを採ることによって紛らわせた 時には きのこであり 時には蕨だ
冬は辛い 食べ物が無い 大根の葉は干してあった それを食べる
おしんで紹介された大根飯 私たちには その飯が無い 葉っぱだけである
 
空腹を満たすため 雪に醤油を掛けて食べたりした
その他のシーズンは 食べられるものは何でも食べた カエルもコオロギも蛇も・・
つつじだって握って食べた 当然 いつも栄養失調だった 腹ばかり膨れ眼がギョロだ
 

 
父は後年 私に言った 出稼ぎに出かけて 今度はお前が生きているかなって思ったそうだ
妹は私と二人で体験した 幻覚の話を時にするが 誰も信じてくれないだろう
雲を見ていたら それが形となり空から降りてきた そしてあらゆるものが踊ったり歩いたり
 
田舎の山は夜は漆黒 それでも月夜は明るく周囲を浮かび上がらす
そんな中で兄弟で歌ったそうだ おぼろ月夜 か荒城の月 だったか
翌日 村で話が伝わった 山の上の方から綺麗な歌声が聴こえて来たと・・・
 
     最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m
 



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