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小林よしのりが描く「ブックオフ」の怖さ 

2015年03月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

「ブックオフの2月既存店売上高は9.3%増」 というのが、3月4日にニュースになっていて、『この本が売れないときに、ブックオフだけは景気がいいのはすごいよなぁ』と、思っていた。ブックオフが商売としているのは本だけではないにしても、古本がメインなのは、売り場面積で圧倒的にその占める割合の多いことからもわかる。ところで、ブックオフは格安スマフォにも進出してきている。台湾のPCメーカー、エイサが国内初参入となる「リキッドZ200」を、ブックオフを通じて発売している。本体価格は1万円(税込)。ショートメッセージサービス使用可、月間通信量2.1GBで月額980円となっている。まあ、そんなにブックオフの商売がどうこうと、特に意識することもなく、ブックオフで本を買うことは一つの楽しみになっている。時々、『え?これが100円で本当にいいのか?』と、驚くような拾い物にも出会えたりするし、宝探しのような面白さが古本屋にはある。それで、たまにはマンガ本でも買おうかなぁと、思ってブックオフで「小林よしのり」の「ゴー宣暫(しばらく)」というのを手にとった。108円とのことで、定価が1100円だから、約10分の一の値段だ。ペラペラ拾い読みをしていたら、ブックオフに関して書いているのが眼にとまった。タイトルは「ブックオフは文化破壊だ!」というわけで、タイトルからわかるように、ブックオフに関して批判的な事を書いている。これは、ちょっと面白い。なぜなら、ブックオフに関して批判的に書いているにもかかわらず、その本は、ブックオフで堂々と売られてしまっているのだ。ぼくは、そこに面白さを感じてしまい、値段も安いし本も比較的、新しいので、その本を買ってしまった。作者にとってみれば、正値で買ってくれなければ、本人には一銭も入らないし、何にも嬉しくないことであろう。『今度、機会があったら、ちゃんと小林よしのりのマンガを本屋で買わなくては。』と、思いながら電車でブックオフに関する事を書いた「ブックオフは文化破壊だ!」という短編を読んだ。マンガの内容は、本が安くて喜んでブックオフから買っているその事が、作家の首を絞め、やがては文化が滅びる事につながる事を警告している。そのマンガから、セリフを一部、抜粋してみると・・・・・・○ いつも行く書店のすぐ隣にいつの間にか「ブックオフ」ができて連日、客でごった がえししている。    みなぼん 「漫画の単行本は100円から300円で買えちゃう!」    よしりん  「これじゃ、この辺の書店は全部危ないんじゃないか?」  隣の書店に行ってみると客が今までより圧倒的に少ない。    よしりん  「ちくしょーなんてこった!?」  数日後、この街から1軒、書店が店じまいすることがわかった。○ とにかくブックオフでは本に対する「文化的価値」など一切斟酌(しんしゃく)しない。   どんな貴重な本でも古けりゃ買わない。  要するに本というものを「生鮮食品的に売る紙の束」としか考えていないのである!   発売間もない本が大量に古本として回転すれば、当然、新刊本の販売量は減る。  ブックオフでいくら本が売れようが、製作者の収益には一切ならない。それどころか、  ブックオフユーザーの読者が増えれば増えるほど、製作者の収入は減る一方にな  るのだ。○ 麻生太郎大臣が「漫画は世界に誇る文化だ」と言っていた。その通りだ。   しかし、肝心なことは漫画が産業として成り立っている国なんて世界中にほとんど   ないということなのだ。   日本で漫画やアニメの国際フェスティバルがあると、海外から来た作家が口々に  「日本はうらやましい」と言う。    海外では一流の才能があっても、それだけでは生活できない国が大半なのだ。  しかし今やその貴重な社会基盤を日本人自らが破壊しようとしている。このままでは  いずれ日本の漫画文化は消滅してしまう。  漫画は趣味で細々と描くしかなくなるだろう。今は、ブックオフの本に限らず、エンターティメンテ的な事は、安く手に入れようとしたらそれが限りなく可能な時代になってしまった。その創作物の適正な値段を考え直す必要性を、小林よしのりの漫画はこちらに鋭く深く訴えてくる。

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