メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

のびたの日記

枯れすすきの人生も素敵ですよ 

2015年06月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



昨日の介護施設 歌を歌う皆さんの声がいつもより小さい
認知症の方も居るけれど 比較的元気な方が多い施設である
スタッフに聞くと 雨天時でも 心が沈む方が目立つと言う
 
歌の伴奏をしながら 眼で全体を見渡す
どのくらい歌っているか口元を見て そして表情を見る
私の眼を見る方には 眼で挨拶をする 嬉しそうな笑顔が返ってくる
 
時には笑わせながら トークを入れたり 解説をする
共感を呼んだりすると皆さんが頷く ジョークには笑ってくれる
私のトークは 時には真面目に 時には脚色して笑いを誘う
 

 
おれは河原の枯れすすき 同じお前も枯れすすき
どうせ二人はこの世では 花の咲かない 枯れすすき
船頭小唄であるが 曲調が寂しく 枯れすすきが哀れさを連想させる
 
この歌はね 素晴らしいと私は思っているのですよ と解説する
歳をとっても健康で 二人で生活できる 舟の船頭で居られること 素敵ですね
互いに愛し合うお年寄りの姿ですよ だから 私は羨ましいくらいです
 
お金持ちになって 旦那が浮気したり ある日 倒産したりするより絶対良いです
私などはお金を持たすと 多分 遊び歩いて家には帰らない 皆さんが笑う
こうして お金が無くとも皆さんと歌で交流している時間が幸せなのです
 

 
美空ひばりさんが まだ幼い頃に歌った 越後獅子の唄も 良く歌う
民族芸能の越後獅子 発祥は新潟県の弥彦に近い妻有(つまり)と言われる
今はこの辺りのおそば 妻有蕎麦が名産で美味しい
 
歌の背景時は貧しい村が多く 親の居ない子 口減らしの子が親方に買われて行く
芸を仕込んで各地域を廻り なにがしかのお金を貰う 門付けで生活する
歌詞の一節に 山が見えますふるさとの〜 これは言うまでも無く弥彦山です
 
そして もう一節 バチでぶたれて空見上げれば 泣いているような昼の月とある
私の昔の姿に似ているんですよ
もう 給料が低くて何しているのよ と カミさんにぶたれて居たんですよ
 
ここで皆さんがどっと笑う
まあ創作だがあながちウソでは無い 若い頃の給料は典型的な年功序列型
若年層は低く高齢者は高い 退職金で家が建った時代である
 

 
こんな具合に 楽しいうたごえの時間となっていく
時間が来て 車椅子をスタッフに押され消えて行く皆さん 寂しそうである
もっと歌っていたい 楽しかったよと言う そんな皆さんに私は心で感謝する
 
あちこちの介護施設を訪問できる 健康であるからできることだ
そして多くの皆さんと出会う こんな機会を与えてくれる何かに感謝でもある
独学で覚えたピアノ 完璧ではないが うたごえでも多くの方と笑顔の交流がある
 
 
 
     最後までお読みくださいまして有難うございました m(_ _)m
 



ブログランキングに参加しています
ご支援に下のボタンをクリックして頂ければ励みになります 

にほんブログ村
コメントは伝言コーナーへもどうぞ!
(メルアドは入力しなくてもOKです)



 

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ