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戦闘能力未知数の「HIKARI−MAN」 

2015年07月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


会社の人が勧めてくれた漫画が、山本英夫の「殺し屋1(イチ)」で、これが一気読みしてしまうほど面白かった。殺し屋と言えば、非情なイメージがあるのだが、この主人公はぐしゃぐしゃに泣いてしまう殺し屋で、そこのギャップが面白かった。そして、山本英夫は、「殺し屋1」の後に「ホムンクルス」という漫画を描いた。でもその漫画はストリーが、こみいっていて、前衛的でわかりにくくて、ぼくは読むのを途中でやめてしまった。その後に、ビックコミックスピリッツで連載した作品の「HIKARI−MAN」、これには新たな衝撃を受けた。他の作品を圧して、漫画のキャラに躍動感があり、『ひさびさに早く続きを読みたい、新しく単行本が出たら、即買いたい』と思わせるマンガだった。この主人公も、格闘技に入る前のおとなしいおぼっちゃん風のキャラと、電気が体に入って、人格・体力が入れ替わったようになったときのそのギャップが面白い。高校生でオタクで童貞で、友達もいない空気のような存在の白池 光(しろち ひかり)は、学校では格闘ゲームばかりやっていて、自宅ではPC改造にハマっていて、いつも自分の世界に閉じこもっている。教室内で、不良たちが空手のまねごとをしている。同級生に不良がスパーリングパートナーという名の元に暴力をふるっていても、光は、見て見ぬふりを決め込んで、テレビゲームをひたすら続けている。あるとき、教室でむりやり不良に引っ張り出される。同級生の海斗の代わりに空手のサンドバック用に立たされて、ケリを受けることになる。意外に、光はおびえもせずに、相手になる為に不良達の元に向かう。不良は忠告する。「海斗のヘッドギアかぶってこいよ。」「これはあくまでも格闘技の勉強会だろ。 鼻折ったり歯折ったり、一目見てわかるようなケガされて誤解されたら、俺たちも困るんだよ。」「初ものだから手加減してやれよ〜」というおちょくりと、「ただ、ほんのちょっと違うぞ。ゲームとは♪」という脅し文句と・・・・・・「これが本物だっ!」「出たお得意の後ろ回し!」という掛け声と共に、光の顔面めがけて相手はケリを入れてくる。ところが、そのケリより数倍速く、光のケリが不良の顔面の手前ぎりぎりで決まり、光自身も相手の不良も、見学していた女子もお互いに意外な展開に言葉を失う。教室内にザワザワとした波紋が広がる。何かスカっとした風のようなさわやかさと痛快さを感じる名場面。ここを読んでから、これは週刊誌ではなくて単行本になってから、まとめて読もうと、思い至った。「ホムンクルス」を描いてから、4年経っての新連載の「HIKARI−MAN」。この間の状況をインタビューで山本英夫は語っている。(※ 以下、印象に残った部分を抜粋。全文、確認したい方は、最後に貼ってあるリンクを辿ってください。)──本日はお忙しいところありがとうございます。「ホムンクルス」の完結以来約4年ぶりの新連載に対する思いは、率直に言っていかがでしょうか。そうですね……やっぱり自分がマンガを描いていると、それが載っている雑誌が書店やコンビニで売られたり、単行本が並んでいるのを見たりするのが、楽しいというか、ほんの少し生きている感じがするんです。そういうのは、久々の楽しみではありますね。──「ホムンクルス」終了から、「HIKARI-MAN」が生まれるに至った経緯を教えていただけますか。実は「ホムンクルス」が終わった後は当分、原作業に専念してお話作りを楽しみたいという気持ちがあって……。まだマンガとしては形になっていないですが、いろいろシナリオを書いたりしていたんです。そうこうしている間に4年ぐらい経って、貯金も減っていくし、さっき言ったもどかしさもあったので、そろそろマンガ家としてオリジナルの作品をしっかり描こうかと。──読者に向けて、ここを特に読んでほしい、という部分はありますか?僕は「ホムンクルス」が終わってから、原作者としてやってきたいと思った瞬間があるくらい、どっちかというとお話を読んでほしいタイプだったんですけど……今回はちょっと、絵に力が入っているので、そこを読んでほしいかな。歌でいうと、詞よりもメロディを楽しんでほしいというか。それこそ雑誌を手に取って、活字は読まなくとも、絵だけは見てほしいです。それだけで多分、伝わるものがあると思うので。──4年ぶりに絵を描かれてみて、手応えはどうでしょう。いやー、楽しいですね。もう飽きてきましたけど(笑)。参照:山本英夫「HIKARI-MAN」インタビュー 「ホムンクルス」から4年 ... PR:恋するセレクトショップ『エルシーラブコスメティック』 関連:月刊誌「創」と「走る爆弾娘」     惜しげもなく捨てる「もたない男」     小林よしのりが描く「ブックオフ」の怖さ     昆虫アート「世界一うつくしい昆虫図鑑」     賞6冠の「その女アレックス」を読んで・・・     待ってました「悪魔の人名辞典」     「詐欺の帝王」は「裏社会の金の帝王」     このマンガの迫力にたじろぐ 卯月妙子「人間仮免中」     ボブ・サップ、舞台裏を激白「野獣の怒り」     丸だしの考察・江頭と東海林さだおと園子温     映画のようにCGでマンガを作成「いぬやしき」     人気作家でもこの世は砂漠?いい事は一つもない?     「昭和怪優伝」でのあの琴線に触れるお話     「流星ひとつ」沢木耕太郎の「藤圭子」インタビュー     デパルマ監督の作品が3本も選ばれている『面白い映画109』     南沙織がいたころ、僕は10代だった     西新宿5丁目の金村氏の事件と関東連合の暴露本「いびつな絆」   

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