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独りディナー
自画自賛
2015年09月19日
テーマ:音楽
通常シニア生徒の人達には、月一の頻度でレッスンをする。
昨日の人は、三か月ぶりだった。
七月には、アメリカ在住の御嬢さん母娘が一時帰国なさって、子供さんの小学校体験通学のお相手をしてらしたから、おばあちゃまのピアノはお休み。
八月はお嬢さんたちを送りがてら一緒に渡米したので、勿論ピアノはお休み。
そして昨日。曲は、ショパンのバラード第一番ト短調。
聴きながら私は、ちょっと感動してしまったのだ。
還暦過ぎたアマチュアの方が、三か月前に私が色々アドバイスした事を踏まえて、暇を見つけて練習したのだろうか、肩に入っていた力の脱力も改善され、コーダの至難な場所もクリヤに聞えてくる。
音大の学生にとっても、高度な技術が要求されて弾くのは難しい。
いや、学生を持ち出すまでもなく、私も難しい。
その名曲を、曲に感動しながら、曲に威圧されることなく、弾き続けているその姿勢に、私は心打たれてしまったのだ。
「自分が、こんな曲を弾くことができるとは思わなかった・・」と言うのが、多分その人の感動を支えている大きな理由なのだろう。
そして。
私は、大人を相手にするレッスンが好きである。
自分に置き換えやすいからだろうか。
まず、序奏。
「最初の第一音目の響きは素晴らしいですね。でもそこから続くフレーズは長めなので、途中でちょっと退屈していませんか?」
第一主題は、彼女がとても好きな場所だということが伝わってくる。彼女の音の言葉と、作曲者の紡いだ言葉が一体になって違和感がないから。
「この曲にとても共感して弾いていらっしゃるのが、聴いている方にもよく伝わってきます。」
「でも、時折神経が弾く方に傾いてしまって、頭の中で一緒に歌うことを忘れて弾いてしまう場所がありますね。そういう場所は、フレーズが続かなくなってしまいます。意識して歌った方が・・」
そして、第二主題。
「この場所は、どんなイメージで弾いていらっしゃいますか?」
「第一主題は短調ですしもの悲しげな感じがとてもよく出ていますが、第二主題の場合は長調で、響きは明るい筈ですよね」
「でも、ここは、左手のハーモニーの変化が重要なのだと思います。その変化を聴きながら弾いていると、裏の寂しさの様な気持ちが聞こえてくる気がしません?」
「多分、さっき弾かれた時には、余り聴きながら弾いていなかったのだと思います」
と、例によって私が弾いてみる。
「この、ハーモニーの変化に耳を傾けていれば、右手のメロディは簡単に乗っかってくると思います」
そんな風に、ちょっとアドバイスをすると、さすが弾き込んできた人はすぐに言わんとすることを汲み取ってくれるのだ。
「最後の、両手でそろえて弾きながら上に登っていく場所は、練習されるときに意識をまず左に持っていくと良いと思います」
「右利きの人は、まず左手ありきで、其処に右手が付き合う意識で弾くと、揃えるのがずっと簡単ですから」
最後にその人は、「今日のレッスンは本当に充実していました。久しぶりに、スカッとしました」と嬉しいことを言ってくれた。
後で主人にその話をすると。
「人の気持ちがよくわかる人なんだね」と言う。
「きっと、君の意気込みが伝わったんだよ。
こんなレッスン中々ないでしょ、といった意気込みがさ」
まあ、これが私の日常。
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進行は緩めたいです
マリーさん、コメントありがとうございました。
私の脳は活性化されてるかしら・・。
家族にはいつも「頼むからボケるなよ」と言われているので、何だか洗脳されて自分はボケ始めているのだという気がしています。
せめて進行は、緩めようと努力しています。
2015/09/19 18:21:05
教えるのは好きです。
Rei さん、コメントありがとうございました。
私も、あの曲は大好きです。
まあ私のレッスンは、意気込みはあると自負しています。
それが、受け取る側の生徒とうまく波長が合えばめでたしですが、対人間なので、時には難し場合もあります・・。
2015/09/19 18:17:09
村田英雄の王将ですね・・。
パトラッシュ師匠、コメントありがとうございました。
「俺より上手に、碁を教える先生が居たら、お目にかかりたいもんだ」と。
この気風は良いですね。
それぞれ、自分なりの矜持を持ってますよね。
私も今日まで、色々な先生の指導を受けてきましたので、生徒の立場からみても、師匠のおっしゃることには全面的に賛同します。
そして、自分もそうありたいと思っています。
2015/09/19 18:13:15
十分脳活してます
教える人は人に教えながら自分も教えられますから十分脳が活性化されています。
シシーマニアさんの脳の血流はとてもいい具合だと思います。
レッスンに行けなくても自習をしていたその生徒さんも素晴らしいです。
個人レッスンだと練習していないのに行くのは憚られます。
2015/09/19 16:33:11
好きな曲です♪
こういうレッスンをされているのですね。
一度、受けてみたい…あ、でも、指が全然動かないので、やめておきましょう(^_^;)
シシーさんのピアノに対する強い思いが伝わってきます。
2015/09/19 15:09:14
自賛結構
ご夫君の言われる通りです。
自賛イコール自信と捉えてよろしいでしょう。
人にものを教えるのは、傍で想像するより、ずっと難しい。
教える側の資質が問われます。
技量もさることながら、むしろ態度や言葉です。
ここにおいて、指導の巧拙と言うものが、簡単に生じます。
自動車教習所のように、もっぱら機械操作を教えるだけでも、
指導員の差はあるくらいです。
音楽演奏という、多分に形而上の要素を含んだものとなれば、なおさらです。
極端に言えば、「心」を教えるわけですから。
私も一応、指導者としての役を担っております。
吹けば飛ぶような将棋の駒と、白黒の小石を手に、
その操り方を教えるだけなのですが。
それでも、適切な助言により
(それも技術面ではなく、主にメンタルの部分で)
生徒の目が輝いた時の、喜ばしさたるや、ありません。
私も時に自賛します。
他言することもあります。(酔ってですが)
「俺より上手に、碁を教える先生が居たら、お目にかかりたいもんだ」と。
2015/09/19 14:00:08