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Jii−Jiiの日記

「最終退行」池井戸潤 著を読んで 

2015年10月18日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



東京第一銀行羽田支店蓮沼副支店長を中心としての「時代と銀行」「銀行とその行員」にいて書かれたもので、強靭な精神と体力を持った主人公の生活の流れを書かれた小説だと思う。

私も第二地銀の行員で、審査部から県内A級店舗の倒産続出の店舗に転勤し、不動産投資に購入物件を担保に融資した焦げ付き債権を回収したり、いわゆる「貸し剥がし」して、不良固定債権の削減が業務の中心だった時代を思い出しました。

銀行もリーダーである頭取の考え次第で末端まで行員がその方向で動きます。この小説の場合久遠頭取が「M資金」と「第二次大戦の占領地から強奪した財宝」にとりつかれて、「裏金作り」と「側近の人事」等々が、主人公の蓮沼副支店長に関わってくる物語です。

実際には蓮沼副支店長の様に支店長と対立したり、久遠頭取の不正を暴こうとする勇気も力も私にはありませんが、胸のすく物語だと思います。

「最終退行」とは、戸締り・火の用心を見届けて、金庫を占めて、銀行の通用門も施錠して帰宅することだと思います。 私は次席にはなりましたが、長にはなれませんでしたので、いつも金庫のカギと行員通用門のカギを持って最後に退行していました。 土曜日日曜日の残業する行員がいれば金庫の開閉のために出勤していました。

本当にバブル前の正規の「融資審査」あるいは、支店からの「融資稟議書」の審査のポイント等々上司から先輩からよく教えを乞うていました。

義父は「常にお金が足りないからお客さんは借りにきます。 そして必ず返しますと言う。」「まずは人柄? 次にその金が何に使われるか? 実際に最終的に返済能力はあるのか?」と疑ってかかるのが肝心だと・・・元炭鉱経営者は可愛い娘婿に教えていただいてました。 本当に懐かしい「思い出」です。

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