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昭和2年生まれの航海日誌

北洋へ鴨に誘われ 

2010年12月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


   
      犬を連れて、川の鴨を見るのが日課となった。
     一体何処から飛来したものか、黒っぽい羽色
     等の特徴から黒龍付近にいたものだ。

      ここまで1,500キロもある。日本海は大変
     だったろう。それに大阪の此処がよくわかった
     ものだ。

     今、「日本人を鴨に、国も背負わせろ」と、まる
    で流行語のようだ。民意が低い、無法者、怖い
    者知らずには云わせておく。帰ったら、みやげ
    話によく判る奴にはしておいてくれ。

      そちらでは宮廷料理の最たるものが
     鴨料理か。
     鴨ネギにされるなよ。そこなら大丈夫。
     俺は、北洋からやってくる連中と話があう。
    毎年10月になると、伊勢湾南部の櫛田川
    河口から宮川河口を結んだ海岸付近に集ま
    てくる。

     青や緑で美しく彩ったもの、目立たない
    茶色で雌雄の判別がつきやすい。

     北カムチャッカのペトロパブロフスキー
    あたりからなんと2,500キロ飛んでくる。
   
     気が遠くなる。
    俺も高知〜稚内へ行ったのさ、それで判っ
    ているの。

     新幹線もない、上野発の夜行列車で鉛
    色で覆われた空、最果ての町へ。
              (つづく)    

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