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たかが一人、されど一人
エリート不在の日本
2016年01月21日
テーマ:テーマ無し
昨日久しぶりに書店に行ったが読みたくなるような本が1冊も見つからなかった。仕方なしに帰ってから本棚に積んである背表紙を見て、1冊を取出し読み直してみた。「国家の品格」藤原正彦著である。10年以上前の1005年末の発行だから<現代社会を鑑みるに>と書かれているのは既に一昔前のことである。著者が嘆いている当時の社会現象は一向に改まる様子はなく、むしろ現代ではますます悪化と劣化の一途をたどっているようにさえ思える。改めて共感するところ大だったので読後感を書こうかとも思ったが、たまたま重要閣僚の収賄疑惑事件が勃発したので世相絡みの随筆として書く。政治家が支援者から口利き依頼を受けるのは当たり前のことで、特に与党議員は役所に顔が利くから機会が増えるのは当たり前かもしれぬ。その際お礼が全く無いと言うこともありえないだろう。建前から言えば、それがお金だった場合は政治資金規正法での公開が義務付けられている。週刊文春が今日発売の号で取り上げて急に問題化したのは、甘利大臣がそれを怠っていたらしいからだ。政治にはお金が掛かることはよく聞く話だ。それだけに、有力な政治家にはお金集め専門の秘書を置いている人も多いだろう。甘利氏もこの例に洩れないような気がする。甘利氏が何人の秘書を抱えているか知らないが、このレベルの政治家になると、集めるお金も出るお金も半端ではあるまい。政治家は税務署は関係ないかもしれぬが、代わりに政治資金法絡みの公開義務がある。しかし事業家が何とか節税しようと複雑な資金操作をしたり、まかり間違えば裏帳簿などの違法行為に走るが如く、政治家も下手な企業顔負けの資金操作が行われ、表に出す金と裏で使う金を仕分けたりするのが有力議員には当たり前になっているのだろう。金銭の授受には必ず相手が存在するので、裏の出し入れについては相手方とも十分示し合せて行っていることは言うまでもない。天網恢恢や悪事千里の喩えでないが、甘利氏にとっては不幸なことに、それが今回表に出てしまった。経緯を詮索する気も無いが、読書と絡んで思ったことがある。著者の藤原正彦氏が「自由、平等、民主主義を疑う」なる章で指摘している「日本にはエリートがいないこと」このことが重要に思う。アメリカの占領政策には不都合なことが沢山あるが、アメリカ軍は戦前日本社会に存在したエリート層の崩壊を試み、それがものの見事に成功しているとの指摘だ。著者は手法について学制改革による中学校と高等学校の廃止を大きな要因として挙げているが、共感できるような気がする。現代は大学を卒業しても誰もエリートと実感しないだろうし、他人もそれを認めないだろう。しかし官邸にいる高級官僚は、己を取り巻く狭い環境の中で自他ともにエリートと勘違いしていることだろう。これが問題だと思う、戦前は小学校終了と同時くらいから、エリート層の存在を社会全体で共有し、育てていた訳だ。以下にエリートの条件を「国家の品格」から引用する。『真のエリートには二つの条件があります。第一に文学、哲学、歴史、芸術、科学といった、何の役にも立たないような教養をたっぷり身につけていること。そうした教養を背景として、庶民とは比較にならないような圧倒的な大局観や総合判断力を持っていること。第二条件は、「いざ」となれば国家、国民のために喜んで命を捨てる気概があることです。真のエリートには俗世に拘泥しない精神性が求められるからです。この真のエリートが、いま日本からいなくなってしまいました。』
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