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2016年02月22日 外部ブログ記事
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 「未来に選ばれる会社」−CSRから始まるソーシャル・ブランディングー森摂+オルタナ編集部


  著者は株式会社オルタナを創立した森摂(元日経新聞社)とオルタナ総研の編集者。オルタナの設立趣旨である社会満足度(SS)の高い、即ち未来の顧客に選ばれる会社とはどのようなものかを模索・研究した一冊で、同社の目的とする企業のあり方を取材に基づき書き下ろしている。(株式会社オルタナは2006年設立、2007年雑誌「オルタナ」を創刊、2015/10本著書発行)。昨年、森社長を東大前の本社に訪ね面談尾機会を得た。

 金融市場では今、ESG、即ち”環境”(気候変動、生物多様性、エネルギー等)、”社会”(人権、貧困、教育、労働環境他)、”企業統治”(コンプライアンス、情報開示等)が重要視されてきてる。CSRはルールであり、CSV(企業の社会的価値が問われている。

 国際的にCSRの課題は 7つの原則(①説明責任②透明性③倫理的行動④ステークホールダーの利害の尊重⑤法の支配の尊重⑥国際行動規範の尊重⑦人権の尊重)と 7つの中核主題(①組織統治②人権③労働環境④環境⑤公正な事業慣行⑥消費者課題⑦コミュニティーへの参画及びコミュニティーの発展 にある。

 個別の企業はコアー・ヴァリュー(基本的な価値)として、エコロジカル、ソーシャル、ガバナンス(ESG)の三つの分野で共感の得られる行動基準(ソーシャル・ブランディング)を有することが大切となっている。即ち、世の中を良くしたい、社会的課題を解決したい、ソーシャル・グッドを追求しなければ将来の顧客の共感は得られず、未来の会社として「存続」できない。

 具体的な事例として大企業の中では、味の素、キリン、中越パルプ工業、伊藤園、森永乳業、阪急阪神ホールディングが取り上げられ、中堅中小企業の中では、銀座のサエグサ、三陽製紙、石井造園、シーズクリエート、ワイス、ワイス、ワイズテーネットワーク、白井グループ、海外企業の中では、ネスレ、ザ・ボディ―ショップ、マークス&スペンサー、ベン&ジェリーズ、アメリカン・ホンダ・モーターの各社が取り上げられている。

 大変含蓄深い一冊で、是非ご一読いただきたいが、特に企業は社会の構成員であり、コミュニティーに参画し、コミュニティーの発展に寄与することが「共感を得られる」条件であること、未来に選ばれる会社の構成要素である点に特に注目したい。

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