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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

小説その15 

2016年03月18日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


爽太の移住生活に大きな影響を与えたのは、何と言ってもブログだった。
爽太の書き始めたブログ名は「北軽井沢 スズランの街 爽やかな風」。
2008年7月22日、爽太は「第三の人生スタート」のタイトルでブログを書き始めた。
 
今年65歳になるのを契機に、長い間住み慣れた故郷を離れ、北軽井沢へと移り住むことにしました。結婚するまでを第一の人生、結婚後の人生を第二の人生とすれば、65歳からは第三の人生ではないかと考え始めたのは50代の初めの頃でした。
考えてみれば、子育てと仕事に没頭し、がむしゃらに生きてきましたが、ふと気が付くといわゆる定年退職の年齢になっていました。
紆余曲折はありましたが、ここ北軽井沢の自然の中に移ってみると、半世紀以上に及ぶ人生の最後を、こんな素晴らしいところで暮らせるのかと感無量です。
朝は、小鳥たちのさえずりで目を覚まし、木漏れ日の中で爽やかな風を感じながら、身体いっぱいに幸せを感じています。
幸いに元気な妻と二人そろってスタートできたことも、この上ない幸せです。
それにしても、この北軽井沢の素晴らしさは言葉に表現するのが難しい。まず緑が美しくまぶしい。そして水と空気が美味しい。週に一度、1週間分の食料を買いこみ、生活するというパターンは、移住する前から経験済みなので何ら問題はありません。
軽井沢まで30分、中軽井沢まで信号機はないので、20数キロの道のりもあっという間です。むしろ、道中の景色がいいので車はゆっくりと走らせ、せっかちにスピードを上げていたことが嘘のようです。これならスピード違反ともおさらばできそう・・・。
長野県にある有名な避暑地「軽井沢」から峠を一つ越え、浅間山の麓を通り北へ約30分車を走らせると、そこはもう群馬県。吾妻郡嬬恋村が終の棲家です。
日本の各地では軒並み30度を超え猛暑となっているようですが、ここにいるとそんな気配はこれっぽっちも感じません。これから少しずついろいろなことが分かってくるでしょう。65歳以上の老人仲間に入った新人の老夫婦が、これからの北軽井沢での生活に挑戦していく姿を楽しくお伝えしていきます。
 
ブログを書き始めた爽太の最初の文章は、明らかに別れてきた故郷の友へのメッセージだった。不特定多数の人たちに発信するのがブログだが、その時の爽太は、自然と故郷の友人たちを意識して書き始めたのだった。
 
 

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