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吾喰楽家の食卓

飲み会in阿佐ヶ谷(後篇) 

2016年03月31日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

東京で飲み会があると、兄の家に泊まることが多い。
兄は、楽しみに待っていてくれる。
だから、兄が寝てから行くのは、鍵を持っているとはいえ、悪いと思っている。
一昨日は、友人との待ち合わせ時間よりも、二時間ほど早く兄の家に着いた。
その間に、訃報は届いていない。
私が出掛けた直後、電話があったそうだ。

亡くなったのは、従兄弟である。
父方の伯母の長男で、喜寿の祝は済んでいるはずだ。
見方によっては、我々三兄弟よりも、父に似ている。
だから、従兄弟の中で、一番親しみを感じていた。
胆管ガンだという。
ガンの中でも、特に厄介だ。
兄と相談し、通夜へは行かず、四月一日の葬儀に参列することにした。

   *****

飲み会は、阿佐ヶ谷の一番街にある店を、予約してあった。
一番街は、今から五十年ほど前から、十年間ほど利用していた。
当時は、バーが多い飲み屋街だった。
父が贔屓にしていた、バーがあった。
「偶のことなら、ツケで飲んでいい」と、父から云われていた。
学校や会社の傍で飲むことが多かったので、父のツケを利用したのは数回しかない。
久し振りに行く一番街である。
バーが減り、旨いものを食べさせる店が増えているようだ。

お通しは、お浸しだった。
見た目は、のらぼう菜に似ていると思った。
味も、似ていると思った。
中居さんに訊くと、のらぼう菜とのことだ。
「自宅で、のらぼう菜を育てている」と云ったら、二人の友人に笑われた。
阿佐ヶ谷で食べられるとは、考えていなかった。
思い込みとは、恐ろしい。

先ずは刺身の盛り合わせを、頼むことにした。
お好みで盛り合わせてくれると云う。
あんきも、サバ、ホタルイカ、マグロの中落ち、タコを選んだ。
例によって、ソムリエ氏が煩い。
「塩で食べろ」とか、「醤油がいい」と、一々指図する。
酒の銘柄も、「一杯目はこれ」、「二杯目はこれ」と、選んでくれる。
高円寺の友人は、燗酒しか飲まない。
ソムリエ氏は、「好きなのだから、しょうがない」と云いながらも、不満そうだった。

二次会も似たような店に行った。
甲乙が付け難い。
何れも、再訪したい店だ。
旨い肴と旨い酒で、楽しいひと時を過ごした。

   *****

3月29日(火)の宴席(一次会)

*スマホでは、デジカメで撮った一次会の写真に、対応できません。
投稿の順序が、逆になりました。



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SOYOKAZEさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

私の父は、小学校の成績が、学年で一番でした。
我々三兄弟は駄目ですが、今回、亡くなった従兄弟が受け継いでいます。
顔だけでなく、中身も父に似ているんですよ。

「自分で育てているのに、判らないのかよ!」っていうことです。

2016/03/31 07:55:23

そうでしたか

さん

おはようございます。

訃報は従兄弟さんでしたか。
遺伝って不思議ですね。
我が家でも、息子は、私の弟に一番似ています。
弟の長男は私に。

鍋奉行もそうだけれど、飲み食いに、あまり指図されるのも考えものです。
彼は、久しぶりに会った友人に、披露したいのでしょうが。(笑)

のらぼう菜を庭で栽培できるなんて、自慢してもよいのに。^^

2016/03/31 07:39:19

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